三大国 オフィル、トゥーレ、アガルタ。
それらの勢力均衡をはかるために創られた学術都市ムラクモ。
ムラクモの存在により大きな争いは起こらず平和な日々が続いていた。

17年前 ムラクモを統治する陽坂家当主が失踪した。
これをうけて陽坂家は「当主の座は次代へ受け継がれた」と公表したが当主の名は公にはしなかった。

当主が公にならなかったことで様々な憶測や陰謀が渦巻いていくのであった。

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