プロローグ
side F
夢を、見た。
知らない場所で、猫耳の青年と思しき男が僕を見ていた。
(いい歳して猫耳かよ)とも思った。
だが、よく見ると猫耳が動いており、彼が妖の類いであることがわかった。
彼が優しい目をして何か呟く。
その声は僕の耳に届くことはなかった。
彼の目を見たとき
懐かしさを感じたのは何故だろう
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