(1ページ/2ページ)


アンティリア島に一隻の船が到着した。

アンティリア島に存在する刑務所に収監される罪人が運ばれてきたのだ。

(あの中に噂の面白いやつがいるのか…)

次々と罪人が収監されていく様子をティエンは遠目から眺めていた。

先日 渡された<要注意>の印を捺された資料を見て、また視線を行列へと移す。

(「エミー・ヴァルドレッド」…女の子なのにずいぶんヤンチャなんだな。…あ、いた)

彼女は要注意と言われた割に大人しくしているようだ。
それに違和感を感じ、彼女に対して注意を払う。


prev/BACK/next


「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -