バァアン!!!


シェルゥ「うわっ、どうしたのロゥ兄!!!」

ロゥ「緑はどこだ!!」

シ「リル兄なら買い物にいったけど…」

ロゥ「ちっ。役に立たんな。ならお前でいい、シェルゥ」

シ「でいいって失礼だね。何?」

ロゥ「俺の部屋にこい」

シ「え、やだロゥ兄ったら破廉恥」

ロゥ「その頭のアホ毛引き抜くぞ」

シ「すんません」

ロゥ「まぁいい。早く来い。一刻を争う事態だ」

シ「な、何があったのさ?」

ロゥ「俺の部屋に………」




ロゥ「クモがあらわれた」




シ「で?」

ロゥ「お前にそのクモを退治する特権を与える」

シ「いらないよそんな特権!!!」

ロゥ「早くしろ!!どこかに隠れてしまうだろう!!」

シ「やだよ!!僕今ボス戦……」

ロゥ「俺の部屋に来るか、データを上書きされるか」

シ「行きます」




シ「まったくロゥ兄は。虫が苦手ならそう言えばいいのに」

ロゥ「苦手ではない。あんな下等生物に俺の手を汚すのはもったいないと思っただけだ」

シ「全国の虫取り少年に謝れ」

ロゥ「うるさい。ほら早く中にはいって退治しろ」

シ「仕方ないなぁ………」


ガチャリ


シ「……………………」


▼へやの なかに ぜんちょう4m ほどの アリアドス みたいなのが いた!


バァアン!!!


シ「何今の!!??」

ロゥ「クモだ」

シ「そんな馬鹿な!!!」

ロゥ「早く退治しろ」

シ「無理無理あんなの絶対無理!!!死ぬ、僕死んじゃう!!!」

ロゥ「凍らせればいいだろう」

シ「あのでかいのが全部凍るのに何分かかると思ってんの!!?」

葵紀「なんだ騒々しい」

シ「葵紀……」

ロゥ「俺の部屋にクモがいてな」

葵「たかがクモごときでこんな騒ぎを起こすな。私が退治してやる」

シ「あ、待って葵紀!!」




葵「…………………」



バァアン!!!



葵「何だあれは!!??」

ロゥ「クモだ」

葵「ば、バカを言うな!!あんなにデカいクモなどいるか!!!何の化学反応だ!!!」

ロゥ「俺が知るか。ほらさっさと退治しろ」

葵「ばっ……!私が死ぬわ!!!」

シ「だよね、そう思うよね!!!」

ロゥ「なんだ役に立たんな」

葵「だいたい貴様はサイコキネシスを覚えているだろう!!使え!!吹きとばせ!」

シ「そうだそうだ!!役に立たせろよ!!!」

ロゥ「仕方ない。はっきり言おう。近寄りたくない」

シ「まあ確かにそうだけどさ……」

夜月「ロゥ兄さんに葵紀、何してるんだ?」

葵「夜月」

シ「今ちゃっかり僕の存在消したよね」

夜「なんだいたのか」

シ「酷い!!!」

夜「で?どうしたんだ?」

ロゥ「俺の部屋に虫がいてな」

夜「なんだと!!?ロゥ兄さんの部屋に虫!!?許せねぇ!!待っててくださいよ、すぐに退治してきます!!!」

シ「ストップ夜月……、入っちゃった………」




夜『にゃぁあああああああ!!!!!!!!』




シ「え、叫んでるよ夜月叫んでるよ!!?」

葵「夜月ーーー!!!」

ガチャリ

ロゥ「大丈夫、か?」

夜「ちょ、と、無理っぽかったです……((クモの糸だらけ」

ドォオン!!!

シ「わっ何!!?」

ドォオン!!!

ロゥ「出てこようとしているのか!?」

ドォオン!!!

葵「まずい、壁が壊れるぞ!!!」


ドォオン!!!←壁が壊れた効果音

シ「出てきたぁああ!!!」

ロゥ「くっ……、気持ちの悪い下等生物め」

葵「やるしかないようだな」グッ

夜「千倍返しだ」

リル「なにしてんの」

4人「!!」

シ「リル兄ヘルプ!!」

リ「何こいつ」

ロゥ「俺の部屋にいた」

リ「まぁた変な化学反応おこした虫か?お前部屋片づけないからだよ。後なんかの賞とれるぞお前の部屋。てゆーか壁…」

葵「なんとかしようとはしたのだが…」

夜「出てきちまってな…」

リ「はぁ……。壁の修理代がどれだけかかるか………」


リ「わかってんのか下等生物がぁぁああ!!!!」サイコキネシス


シ「流石リル兄!!」

リ「シェルゥ、お前このクモ処理しとけ」

シ「僕一人!!?」

リ「後はなんとか壁の修理。金はかけんなよ」

ロゥ「仕方ないな」

夜「ロゥ兄さんがするなら……」

葵「うむ。私達がすぐに退治しなかったのにも責任がある。だがーー」



4人「(あれは無理だろう退治するのは)」




リルは虫には強い
そしてロゥは虫に弱い
ロゥの部屋は汚くて、よく化学反応がおこって巨大生物や未知の生物が生まれる。何がどうしてかは不明








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