七夕ネタボツ


楽しい楽しい七夕祭り。子どもやカップルたちはそれぞれの願い事を短冊に書き嬉々として笹の枝に括りつける。天に願いが届けばいいと、幸せそうに笑いながら。けれど彼らは考えたことがあるのだろうか。自分たちが懸命に考えて思いを託したそれが祭の日を過ぎてどうなるのかを。たくさんの人の願いの重みにしなだれたあの笹の行く末を。そう。あんなもの、祭が終わればゴミとして無惨に捨てられるだけだ。粗大ゴミ、燃えるゴミ、分別は知らないが最後はきっと燃やされて燃えカスが寂しく残るのだろう。みんなの願いが煙となろうとも、そんなちんけなもの天よりも遥か遠い神様の元まで届くはずもなく。大気圏も越えることなく風に吹かれて呆気なく掻き消えるのだ。願い事なんてするだけムダだ。環境汚染の助長に過ぎない。



というような超絶リアリストな女の子とお相手三成オア家康で七夕ネタ書こうかとも思ってました。でもあんまりにも夢がなさすぎて…わたしの心が先に折れそうだったのでこちらで供養いたします(笑)

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