生まれたときから見えてはいけないものが見えるヒロイン
それはおかしなことなのよ、あなたはきっと病気ね、大丈夫、きっと治してあげるわ、と周囲の大人は端から幻覚みてる頭がおかしい子、精神異常だと決めつける
結果山奥に造られた廃れた精神病棟に放り込まれる
無機質で清潔な白、というよりは病的な灰色と緑色したほの暗い空間。まるでホラー映画に出るような、居るだけで気が狂いそうな。人工的、作為的、無菌で、度を越えた清潔性。真人間への更正は行き過ぎた矯正、あるいは調教か。
精神病院に隔離され絶望するなか、その院内でも見えてはいけないものに出会う。それは物ノ怪の類か、自分と同じく狂人に仕立て上げられ此処に閉じ込められたまま無惨に息絶えた亡者か。バサラキャラで、というか三成さまで書きたいです。
救いのないどん底で現実から目を背けたくて非現実へと逃げ込む感じ。暗いし異質だけど真の愛が生まれるっていう希望ある話にしてもいいし、そう見せかけてただ化かされた、或いは物ノ怪の捕食対象となったが為に散々に弄ばれ絆され飼い殺しにされたところをバクリ、なんていう本当に一切の希望なしでも良い。個人的には後者が極上であります。なんというか、愛はないんですけど「私に化かされ私で穢された貴様の魂はさぞうまいんだろう」みたいな本能的欲求でヒロインを求めてたら最強にエロスだなって、思って…あれ、これ刑部の方がとてもしっくりくる…？(上記の台詞を刑部風に脳内変換し悶絶)



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