1これは逆恨みです


あれは一ヶ月前のことだった。乗り合わせた電車でひとりの女の子が痴漢にあっていた。気の弱そうな可愛い女の子で、顔を真っ赤にして俯いて涙目になっていた。時折、助けを求めるようにして周囲へ視線を向けるが、誰も助けようとしなかった。面倒なことに巻き込まれたくなったのだろう。それだけならまだいい。好色な視線をちらちらと向ける男もいた。

その様子を見ていると余計に苛立ちを覚えた。だからその女の子の傍へ近寄り、背中に守るようにして立つと同時に「恥ずかしくないんですか!」と声を荒げたのだった。周囲の目が一斉にこちらへと向けられる。痴漢していた男は驚いたように体を引きつらせ、おどおどと視線を巡らせると、隣の車両へと逃げ去った。追いかけていき、駅員に突き出したいのは山々だったが、注目を浴びる中、女の子をひとりにするのも酷だろうと諦めた。

「大丈夫でしたか?」
「……はい」

女の子は安堵からか涙ぐんでいた。目頭をハンカチで押さえながら何度も頷き、ありがとうございます、と繰り返す。

「もし、次にこんなことになった時は声を出さないとだめですよ。助けてくれる人が現れるとは限りませんから。大丈夫です。声を出せば逃げていきますから。足を踏んづけるという手もありますし、睨むのもひとつの手です。か弱い女の子を狙うような輩なんて、こっちがすこし強気に出れば逃げるような情けない男なんですから」

そんなことを言ったように思う。実際それから何度か一緒になったが、痴漢にあう様子もなく私としては安心していた。痴漢をしていた男も、少なくとも同じ車両になったことはない。

その男が目の前にいた。数分前の話だ。いつもより混んでいた電車に乗り込んだ瞬間、手首を掴まれ、無理矢理に隅の方へ引っ張られた。こっち、こっち、と手首を引っ張る男が言い、人違いをしているのだと思った。

いきなりのことで対応が遅れた。人が多かったことでうまく声が出せなかったのもある。人違いだ、と声を出そうと思った瞬間、人にぶつかり、「すみません」と謝るのでいっぱいだった。無理矢理に引っ張られ、隅っこに落ち着いた時にようやく「人違いです」と伝えると、男は「ああ、そう」とだけ言い、私を見て笑った。嫌な笑い方だった。ねばっこい、いやらしい笑みを浮かべて、私の体をじろじろと眺め始めた。不躾な視線に眉を顰める。

男の視線が不気味で、この場から離れたかった。けれど、周りは人が密集していて、移動も難しく思えた。仕方なくその場に留まり、男と視線を合わせないようにして俯いた。俯いていても、男の視線は感じた。痴漢だろうか。体に触れてくるならば、いつものように駅に着くまでは耐え、停車すると同時に腕を掴み、駅員に突き出すだけだ。

無遠慮に投げつけられる視線に苛立ちが募る。ちらり、と顔を上げると、男と目が合った。にやにやと楽しげに笑う顔に、不意に一ヶ月前の記憶が蘇った。女の子に痴漢をしていた男だと気づいたのはその時で、表情に出ていたのか、男の笑みが深くなる。あの時はおどおどしていたのに、今日は妙に自信に満ちていた。男の顔は近い。人が多いせいか、男の体がこちらへと押しやられ、密着する。

直感的に逃げなくてはいけないと感じ、無理にでも人混みをかき分けて移動しようとした時、左手首を捕まれた。目の前にいる男の手ではなかった。それだけで状況を理解した。少なくとも目の前の男と、他にも男がいる。一瞬にして血の気が引いた。青ざめる私に気づいたのか、男は覗き込むようにして顔を近づけてくる。

周囲に視線を巡らせると、近くにいた数人の男と目が合った。その目にはいずれも好色さが伺えた。それから、目の前にいる男と私を、周りの乗客から覆い隠すようにして体を移動させる。同じ動きをしたのは他に二人いた。囲まれていると気づくと、体が強張った。この男が痴漢行為を働いたと訴えたとしても、近くにいた男が「痴漢していなかった。その子の勘違いだ」と証言すれば、私の訴えは無為になる。卑劣な、と睨みつけるも、男は笑うばかりだ。

声を出せば、少なくとも周囲の乗客の視線を集め、注意を引くことが出来るだろうか。そうすれば、不用意に痴漢してくることはないのではないか。そう考え、口を開きかけた時、男が耳元で囁いた。

「……声を出せば、他の子を狙う」

欲に滲んだ声が耳朶を撫で、その言葉の意味に、喉元まで出掛かっていた言葉は引っ込んだ。脳裏に浮かんだのは、あの時の女の子で、不意に私から視線を外した男が見ているのは、中学生くらいのやはりおとなしそうな女の子だった。唇を噛み締め、俯く。

男の手はひどく無遠慮だった。躊躇いもなくスカートの中へ手を突っ込むと太股を撫で回した。体を密着させ、腕を背後に回し、臀部を揉んだ。振り払おうとした右手も掴まれたかと思えば、鞄をもぎ取られた。両手首を掴まれ、身を守る術を全て奪われる。

「……っ」

両手のひらで臀部を揉みしだいていたかと思えば、下着の中に指を入れてきた。声を出すことがないと知っているせいか、遠慮もなく、性器を弄くり始める。指が無理矢理に秘裂を割り、中に潜り込んできた。痛みに眉根が寄る。その様子を仲間なのだろう、男たちが色欲と好奇の目で見ていた。悔しさと羞恥で顔が熱い。身を捩らせ、男の指から逃げようとするもうまく身動きが取れなかった。不意に男の指が引き抜かれた。体の中を掻き回す異物がなくなり安堵するも、状況は好転しておらず、これだけで終わるはずがないことだけがわかっていた。

男は、今まで私の中に突き入れていた指を、自分の口に含み舐め回している。たっぷりと唾液が纏わりついた指を、下腹部へと降ろす。頬が引きつる。再度スカートの中へと潜り込んできた手は、下着をずらし、唾液に塗れた指を秘部へと突き入れた。ひやりとした液体は唾液だ。腰を引き、抵抗を示すも何の意味もなかった。濡れた指が中へと潜り込み、引っ掻き回す。気持ち悪くてたまらなかった。気持ち悪さと痛みしかない。それから、悔しさと絶望。せめて涙は流すまいと耐えてはいたが、男の指は止まらず、ひたすらに私の性器を弄っている。興奮してきたのか、はあはあと熱っぽい荒い息が首筋に触れ、それも気持ち悪くてたまらなかった。

唇を噛みしめて必死に耐えていた時、掴まれていた手首が解放された。解放されたのは左手首だけだったが、全く抵抗の術がない状況よりマシだった。解放された左手で、目の前の男の体を押しやる。男はびくりともしない。押し退けることを諦め、スカートの中へ差し込まれた手を退けようと、手首を掴み爪を立てた時、手が伸びて来て、胸をまさぐられた。慌てて払いのけようとするも、今度は目の前の男に手首を掴まれた。胸をまさぐる手も遠慮がなく、シャツの上から乳房を揉み、そのうちにボタンをひとつ外された。シャツの中に潜り込んできた手は、素肌を探り、指先で乳首を弾き、摘んで転がし始める。

「っ、……やめ、て」

声はひどくか細かった。目の前の男が、ちいさく、楽しそうに咽で笑う。やめる気はないのだと、それだけが理解出来た。
どのくらいの時間、そうやっていたぶられていたのかわからない。数十分の時間が、数時間に感じられた。はやく終わるようにと願い続けていた時、ようやく指が引き抜かれた。胸をまさぐる手も静かに離れた。安堵からその場にへたり込みそうになる。男たちの気が済んで、私は解放されるのだろうとそう信じた。

けれど耳に届いたのは、チャックを下げる音だった。その音に足が震えた。首を振るい、抵抗を示す。無意味だと知っていて、それでも震える声で訴えた。

「……いや……」

男は何も言わない。外部にさらけ出された男の性器が見えた。男の腰がくっつき、下着の間に熱を持った棒状のものが差し込まれた。恐怖で声が引きつる。男にだけ聞こえるように、必死で「いや」と訴えると、体をまさぐる手は荒々しくなり、首筋に触れる息も乱れた。興奮を煽るのだと気づいても、言わずにはいられなかった。

男ははあはあと荒く息を吐き出しながら、性器をゆっくりと小刻みに擦り続けている。秘部にねちゃねちゃと粘液が擦りつけられ、割れ目に沿うようにして何度も何度も擦られる。必死に首を振るい、誰か助けて欲しいと視線を巡らせるが、私を見ているのは男の仲間ばかりだ。誰もが熱心に陵辱される私を見ている。誰も助けてはくれない。数十分の間に覚えた絶望が、また襲いかかる。

悔しいと思う気持は跡形もなく消え去り、いまはただこの時間がはやく過ぎ去ればいいとそればかりを願っていた。諦めたように視線を落とした時、足下に黒い鞄が置いてあることに気づいた。私の鞄ではない。ひとりの男の足が伸ばし、その鞄を私の方へと移動させる。よくよく見れば、鞄にはちいさな穴が開いていた。撮られていたのだと気づいても、私にはどうすることも出来なかった。

やがて男が体を振るわせ、射精した。下着の中に吐き出された精液は、ぬるぬるとしてやはり気持ち悪かった。男の性器が引き抜かれると、精液が秘部にべったりと張りついた。不快感に顔が歪む。不快感に戦慄きながらも、これで終わったのだと思い、私は安堵した。ぼんやりと駅に着いたらトイレへと駆け込まねば、と考える。下着は捨ててしまおう。でも、替えの下着がなければ帰れない、そんなことを考えた。それ以外のことを何も考えたくなかった。はやく家に帰り、体を綺麗にして眠ってしまいたい。

ぼんやりとしていたところにまた手が伸びてきた。抵抗する気力もない。触りたければ好きなだけ触ればいい、そんな投げやりな気持で男がするようにさせた。男の指は、下着の中に吐き出した精液を掬いとり、私の中へと擦りつけている。私はただ目を閉じ、解放されるのを待つ。指は何度も執拗に同じことを繰り返した。その様子も、おそらくは撮られている。

電車が駅にたどり着く数分前に私は解放された。手に握り込まされたのは、私の鞄だった。男たちは逃げるでもなく、私を見つめている。外されていたボタンのひとつを元に戻され、スカートの乱れも直された。傍目からは何もされていないように見えるだろう。けれど、下着の中は男の唾液と精液でぐちゃぐちゃに汚された。

短く息を吐き出し、ひとりひとりの男の顔を見る。頭の中に顔立ちや特徴を叩き込み、睨みつけた。男たちはそれを楽しげに受け止めるだけで、明らかに私を無力な存在として見ていた。

電車が止まると同時に、ひとりの男が回収しようとしていた黒い鞄を掴み、人混みを掻き分けて車内から飛び出た。一度だけ振り返り、驚いたように目を見開く男たちを確認し、すぐに駆け出した。人の少ない場所に行くのは心許なかったけれど、個室に籠っていれば大丈夫だろうと、誰も入っていないトイレへと飛び込んだ。

震える手で鍵を閉め、呼吸を整える。おそるおそるスカートの中へ手を差し入れ、下着を脱いだ。トイレットペーパーで性器を拭き、そこでようやく人心地つく。それでもまだ中に擦りつけられた精液が残っているようで気持悪さがあった。それに下着を身に着けていないのは落ち着きが悪いし、風通しが良すぎた。それでも精液に塗れた下着を穿いているよりはいい。

持ち去った黒い鞄を開けると、中にはカメラが入っていた。記録媒体を抜き出し、足で踏みつけると、バラバラに砕けて壊れた。他になにかないかと鞄の中を探ってみたが、カメラ以外は入っていなかった。安堵し、カメラを鞄に仕舞う。あとで落とし物として届けておこう。

私がこんな目に合ったのは、一ヶ月前の仕返しなのだろう。洋式のトイレに腰を降ろし、ぼんやりと考える。最初に思ったことは、あの女の子が狙われなくて良かったとそんなことだった。次に男への憎しみが湧き上がる。痴漢を指摘され、反省するどころか逆恨みするなど人間の屑だ。けれど、屑に好きなようにされたのは事実で、怖かったのも本音だった。逃げるようで情けなくはあったが、しばらくは電車の時間をずらすか、バスを利用するか、おとなしく幼なじみを頼った方がいいのだろう。

幼なじみは以前から私のことを心配していた。お前の気の強いところは好きだが、それが仇になることもあるのではないか、と。それからなにかあればすぐに頼れと言ってくれた。私は頷きながらも、出来る限り自分で対処するようにしていた。幼い頃から面倒を掛けている幼なじみに迷惑を掛けたくなかった。だからこんなことになってしまったのだろうか。

「……はあ」

いつまでもトイレの個室で落ち込んでいる場合ではない。鞄の中を探り、携帯電話を取り出した。高校に入学した頃、幼なじみが買ってくれたものだ。普段は部屋に置きっぱなしにしているのだが、携帯しなければ取り上げるぞと脅されていたから、ここ数日は鞄の中に入れっぱなしだった。

数少ない、登録された電話番号から幼なじみのものを選ぶと電話をかけた。数回コール音が鳴り、すぐに幼なじみの声が聞こえてきた。

「どうした?お前が電話なんてめずらしい」
「……シン、あなたにお願いがあるのですが」
「なんだ、お前の言うことならなんでも聞いてやろう」

悪戯を含んだ声が耳に優しかった。

「実は、その、私の……パンツを持ってきてもらいたくて……」
「なんでまた」
「理由は、聞かないでください。今、どこにいるんですか?」
「今は駅前だが。お前はどこにいるんだ」
「……私は、駅のトイレに」

シンは黙り込んで、無言が続いた。

「わかった。しばらく待っていろ」
「はい。……すみません、おかしな頼み事して」
「気にするな。お前に頼られるなんて男冥利に尽きるさ」
「なんですか、大袈裟な」

おかしくなって笑みが零れた。通話が切れた後もしばらくは携帯電話を握りしめていた。嫌な目には合ったけれど、撮られた映像は壊せたし、電車の利用を控えれば男たちとの接点はなくなるだろう。他の子が同じ目に合わないかとの不安があったが、私への仕返しが目的ならば、もう達成したはずだ。私にはどうか同じ目に合う子がいませんようにと願うことしか出来ない。

携帯電話のディスプレイで時間を確認しながら、シンからの連絡を待つ。数分経った辺りで、携帯電話が鳴った。思っていたより早かった、と電話に出ると、「どこのトイレにいるんだ」と尋ねられた。場所を伝えるとすぐに切れた。しばらくするとまた電話が鳴る。個室の鍵を開け、外を覗くと、シンの後ろ姿が見えた。鞄は個室に置いたまま、シンの傍へと寄っていく。

「ほら」

シンは後ろを向いたまま袋を手渡した。

「……買ったんですか?」
「わざわざ取りに帰るより早いだろう」
「ですが」
「いいから、着替えて来い。ぐだぐだ言うと何があったか聞くぞ」

そう言われるとおとなしく言うことを聞くしかなかった。ありがとうございます、と感謝を伝え、個室へと戻る。袋の中からプレゼント用の包装を取り出した。プレゼント用として買ったのならば、男がランジェリーショップで女物の下着を買う恥ずかしさも少しはやわらぐことだろう。シンが恥ずかしく思うかという疑問はあったけれど。包装を解き、下着を取り出す。そして、絶句した。

「な、な……」

なんつう下着を買ってんだ!と怒鳴りたくもなるも、ここは駅のトイレであり、下着を持ってきて欲しいと頼み事をしたのは私だった。その頼み事に、シンはわざわざ下着を買い、持ってきてくれて、更には女子トイレの前で待っていてくれるのだ。そんなシンを責めるなんて非人道的だろう。だからってこれはない。しかも何故か上下セットだ。無駄遣いはするなと言っているのに。

真新しい下着を握りしめて、私はちいさく唸る。唸ったところで、手のひらの下着が姿形を変える訳でなく、他に穿ける下着はないのだった。葛藤は大きいものだったが、腹に背はかえられない。仕方なくシンが買ってきてくれた下着を身に着ける。実際に穿いてみると、何も身に着けていないよりはマシだという程度で、実に心許ない。

個室で深く息を吐き出し、心を落ち着かせる。折角買ってきてくれたのだから、と口の中で何回か呟き、自分に言い含めた。精液で汚れた下着を袋の中に突っ込み、鞄を手に取る。個室から出て、手を洗い、シンの後ろに立つ。まずは感謝を伝えるべきだ。

「あんた、一体どんなつもりであんな下着を買ってきたんですかッ!」

到底我慢出来るものではなかった。

「お前が頼んだのだろう」
「私は、持ってきてくださいって言っただけで、買ってきてくださいとは言ってません!いえ、買ってきてくださったことはありがたいと思っていますが、ですが、だからって!」
「そこまで憤慨するなら、俺が買ってきてやった下着は穿いてないんだろうな?」
「……それは、その」
「そんなに怒るなら今すぐ返せ」

シンは腕組みをし、私を見下ろしている。その目にはからかうような色があったが、言い返す言葉がなく、ちいさく唸る。

「ほら、ジャーファル。俺が買ってきた紐パン、返してくれ」
「……今、穿いてますし……」

そう、シンが買ってきてくれたのは紛うことなく、腰のところで二本の紐を結ぶ形の、いわゆる紐パンだった。布面積もちいさく、スカートの中がいつもよりスースーして落ち着きが悪いったらない。

「俺はかまわん。有り難く頂戴する」

ありがたくってなんだ。それでもやっぱり言い返す言葉はなく、唇を噛み締め、シンを上目遣いで見つめる。

「ほら見ろ。取り上げられたら困る癖に我が儘を言うんじゃありません」
「……はい」

今の私はあまりに立場が悪かった。仕方なく頷く。

「ほら、帰るぞ」

そう言うと、シンは私の手を握って歩き出した。握る手はしっかりと私を離すまいとする力を感じた。引っ張られるままに引っ張られながら、何があったのか聞かないシンの後ろ姿を見る。シンの手は大きくて、優しい、あたたかい。その感触に安堵から、涙が出そうになる。

「……シン、ありがとう」
「ん」

トイレの個室でひとり籠っていた時の、ぐちゃぐちゃした気持は随分と落ち着いていた。さっき怒鳴ったことで、一瞬だけ痴漢にあったことも忘れた。それも計算であんな下着を買ってきてくれたのだろうか。

「ねえ、シン」
「文句は部屋に戻ってから聞いてやる」
「文句じゃありませんったら。……私に、出来ることがあったらなんでも言ってくださいね」
「急になんだ」
「お礼です。あなたには助けられてばっかりだから」
「そうか。……じゃあ、後で紐パン穿いてるところを見せてくれ」

振り返ったシンの目は真剣だった。はっきり言おう。それは無理です。


:シン様がいれば大体のことは慰められます。

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