もう二度とバルバッド裏切れないって言ってたけど、言葉で言うほどバルバッドに対する思い入れを感じないのが微妙。向かう船の上で、バルバッドにはもう居場所ないかも、身を切る役目が欲しいにドン引きしたものある。それってつまりは、自分の役目が欲しいからバルバッド不幸だったらいいのにってこと?と。そういう意味ではないのでしょうが、言葉の選び方が微妙すぎ。バルバッドには居場所ないかも、でもすこしでもやれることがあればやりたい、では駄目だったのかなあ。…まあその次の話で、彼女欲しい彼女欲しいでドン引きだからアレなんだけど。
カシムたん美化しているのもモヤッてする。嫉妬とか妬みとか劣等感とかそういうの知った筈なのに、そういうのをなかったことにして自分に都合の良いカシム像を作ってるだけじゃないの…?みたいな。言動の理由にするのも微妙。

シンドリアから離れることについては何とも思わないし、最終的にはシン様も紅炎兄さまも全ての王を否定して、アリババくんが正しいことになるのも構わないです。ただその否定する主人公が薄っぺらいのはちょっと…。つまりは行動が全然追いついてないのに言葉だけは立派(しかも確固たる意志を持っている相手に対して否定寄り)なのが、なんかモヤッとする理由かな。あんまりがむしゃら感がない。クリアすべき課題も最初から用意されてる感もある。自分で探して欲しい。力のあるなしではなくて、意志がいまいち薄い…?

アリババくんは1巻のアリババくんが一番好きだなあ。正直、アリババくんが最萌えキャラだったら心折れてる。嫁周辺にしか興味沸かないタイプなのでモヤッとしてもさして好感度は下がらないです。

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