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trick or treat 〜JADE+〜(2/13)

「えっ!?どうしてモモちゃんがここに?」



「おはよ〜みのりちゃん!

さぁて、どうしてかしらね〜♪

ま、とにかく!時間が勿体ないから乗っちゃって!」

「う、うん」




◇◇◇



モモちゃんの車で早朝の都内を走り着いたのは、いつものJADEのスタジオだった。



「え?ここってJADEのスタジオ…だよね?」


「そ〜よ〜ここで、メイクとJADEの用意した衣装に着替えたら、
お迎えの車でJADEの待ってる撮影場所に移動するのよ」

「そ、そうなんだ」







−−−スタジオの更衣室に用意されていた衣装はタフタ素材で出来た細身のAラインで両肩の花の飾りが可愛い…まるで、ウェディングドレスのような真っ白なドレスだった。


「え?モモちゃん!コレってウェディングドレスに見えるんだけど?」


「そうねぇ。ウェディングドレスみたいに見えるわねぇ〜さ!時間がないからさっさと着替えちゃって!」


モモちゃんの迫力に訳が分からないながらも、用意されていたドレスに着替え鏡で全身を眺める。


(……ハロウィンの曲だからてっきり、魔女とか黒っぽい衣装かなって思ってたけど…可愛いドレス…誰が選んだのかな…?)


「みのりちゃ〜ん着替えたら、楽しんでないで早く出てきてちょーだい!」

「ごめん!すぐ行くから!」







「…ヨシ!完璧ね!さぁ!撮影頑張ってね!」


「え?モモちゃんは一緒に行かないの?」


「私はちょっと寄るとこがあるから一緒には行けないけど、すぐ自分の車で追いかけるわよ!

さ!じゃ行ってらっしゃい!入り口に迎えの車が来てるわよ!」


「うん…じゃあ先に行ってるね!モモちゃんも気をつけて来てね」

.


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