放課後の静かな廊下で、ツナと二人歩いていた。


とりとめのない話をしながらふと目に入った物。



「…ツナ、ちょっとこっち来て」

「ん?」



手を引いて行った先は階段で。
ツナは一番下の段、私は3段上に登ったらちょうど頭の高さが同じくらいになった。



「よしっ」

「?」



首を傾げるツナに、



ちょっと触れるぐらいのキス。


「…」


「えへへ…」



呆然としてたツナは私の顔を見て、いきなり抱きしめてきた。


「わっ!?」


「…可愛いな、お前」










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