午後3時。
それは暖かい日光に穏やかな時で書類を整理するのに最も眠くなる時間だ。

俺は眠気覚ましがてら、リボーンを邪魔しに執務室を出た。


リボーンの私室までの長い廊下を歩いていると、楽しそうな、でも争う声が聞こえてきた。


梨奈と…京子ちゃんとハルの声?

そういえば朝、2人が来るって梨奈が喜んでたっけ


俺は、引き寄せられるように声のする方へ歩いていった。








「ポッキーだよー」

「違います
プリッツです!!」

「えー
トッポだよー」


三人がいたのは食堂で、何やら会話が白熱しているのか、俺が入ってきたことに気づいていない。


「何の話?」


声をかけてみれば三人が一気にこっちを向いて。


「ツナさん!」
「ツナくん!」
「綱吉さん!」

「はいっ!?」

「綱吉さんだったらどれが好きですか!?」


ばっ、と一本ずつ差し出されたポッキーとプリッツとトッポ。
梨奈がポッキーで、ハルがプリッツで、京子ちゃんがトッポ。こんなことで盛り上がってたのか…


三人とも、俺の意見で決まる、とでも言うように、俺の顔を真剣に見てくる。

その真剣さがなんかかわいくて。

ふっ、と笑って梨奈の、ポッキーを持っている手にとった。


「俺、ポッキーが好きだな」


そのまま口に含んでポキリと折れば、口にチョコの香ばしい香りが広がる。



「ん、おいしい」



梨奈が俺の顔を見て固まっている。


気づけ

そう念じて、俺は三人に背を向けた。










ポッキーの誘惑

(なんか顔があつい!)

(…ツナさん、あとちょっとです!)

(ツナくん変わったなぁ…)





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2011年11月11日

ポッキーの日ですね!
去年より1が一つ多い

ちゃんとポッキー食べましたよ(*`∨´*)


20111111 あぷ







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