その後、





そのランボの言葉で一気に目が覚めた。


いや、ほんとはとっくに覚めてたけど、覚めたくなかったんだと思う。




そして浮かんでくるツナの眠ってるような顔、

動かない体、

みんなで置いた白い百合の花。


昨日、葬儀が終わったんだ…。



「……」


「……」



しんみりとした空気が流れ、俯いたら…



「菜乃佳っ、ランボっ!」



バァンとすごい勢いで扉が開き、武が飛び込んできた。



「…武?」



膝に手をついて息を整えてる武は何かに焦ってるようで。



「…っ、ボンゴレ本部が…!」

「「!?」」




話を聞くにはボンゴレ本部が襲撃されたと。




「それで…、ボンゴレは…?」



恐ろしい予感がしてそろりと聞けば、



武は首を横に振った。






「…ほぼ、全滅だそうだ」