君の隣で








「39,2度」


まだ気を失っている菜乃佳を、菜乃佳の部屋のベットに寝かせ、熱をはかった。




「たけーのな」

「菜乃佳さん、大丈夫ですかね…?」



みんなが心配して顔を覗き込むなか、綱吉は


「俺、今日はなるべく菜乃佳の近くにいるよ」


そう言った。



「ボンゴレっ!?」


「ツナ、今日仕事がたくさんあるって言ってなかったか?」


「言ったけど…最近、構ってやれなかったから、今日は近くにいてあげたい、仕事はこの部屋でする」



そう言って菜乃佳を見る綱吉の目はもう決まっていた。


「…では、俺でも出来そうな仕事は俺にまわしてください!」


「お!俺にもまわせよ、ツナ」


「まぁ、ボンゴレのサインがいるのとかは出来ませんけど…私にもまわしてください」




次々と言い募る3人に綱吉はうれしくなって。




「ありがとう、隼人、武、ランボ」




柔らかく微笑んだ。