「……?」
目をあけるとそこは知らないところだった。
「(…ここは?)」
空気が震える音だけが部屋に響いて思い出す。
そっか、
私声が出ないことに気づいて、そのまま倒れたんだ…
「(あ)」
何度やっても同じこと。
ただ空気が震えるだけ。
ふふっ…
捨てられたショックで出なくなったのかな
心は冷めて、涙さえも零れない。
それどころか笑いしかでてこない。
もう、何もかも受け入れてしまえばいいんだ。
そういうモノなんだ、って。
そしたら何があっても平気でいられる。
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