動き出した二つの組織







とある部屋。
白髪の男と、その男にひざまづいている男がいた。



「この前もリングを奪うの失敗したんだって?」

「申し訳ありません!」

「早くしないと綱吉くんがボンゴレリングを捨てちゃうじゃないか」

「はっ!次こそは必ず!」

「もう…ぼくは気が短いんだからね」

「もう少しだけお待ちください、白蘭様!」



「…菜乃佳ちゃん、ぼくのこと覚えててくれてるかな」



白蘭は妖しげに笑った。







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