嫌な予感 「相変わらずボスが何者なのかはわかりません。ただ、そのファミリーの奴らがリングに炎を灯したらしく…」 「しかも、一人とかじゃなくて幹部は全員らしいぜ」 獄寺と山本は自分の手や首にかかっているリングを見た。 ボンゴレリング ランクAオーバーのこのリングは普通のファミリーのリングとは違う。 だからボンゴレファミリーだけリングに炎を灯せるのかと思っていたが、どうやら違うらしい。 「ん、報告ありがとう。…最近はリングを狙って襲ってくるファミリーも多いんだよな…」 「そうですね」 この前はクロームが怪我したし、昨日は了平さんが怪我したし…。 今はランボが任務でいない。 今日は朝から嫌な予感がしていた。 超直感だろう。 嫌な予感がしていても何も出来ない自分がもどかしい。 「ランボ、無事でいてくれよ…」 綱吉の言葉は、虚しく消えていった。 ← → |