待ってるから。





次の日、それは身内だけで、静かに行われた。





「……」



一人一輪ずつ、白いユリの花を入れていく。




ユリに囲まれた、白いスーツのツナ。

ツナが入ってる箱、──棺桶にはボンゴレを象徴するマークがついている。


そう、ツナの御葬式だった。


火葬ではなく、土葬。
といっても棺桶は埋めずに森の奥に置いとくから土葬とも言わないかもしれない。

恭弥が言い出したことだった。

これなら少しだけでも長く、ツナを見ることができる、とみんなで賛成した。


京子やハルだって、自分の危険をかえりみず来てくれて、菜乃佳に泣きながら声をかけてくれた。



それでも菜乃佳は、まだ一度も泣けてなかった。






ツナ、

置いていかないでよ

必ず帰ってくるんでしょう?


ずっと、待ってるから












──────────────

はい

ちょっと中途半端だけど、
第一部は終わりです

次からは
第二部に入ります

二部は
原作沿いになりますが、
オリジナリティ溢れる
連載になるように
頑張るので
これからも
よろしくお願いします!



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