ただいちからの手紙





「何、綱吉」


「すいません恭弥さん
突然呼んで
…菜乃佳、
ちょっとごめんけど席外して」



「…わかった」


菜乃佳は何か言いたそうな顔をしてたけど気づかないふりをした。




「…で、何?」


「はい、この手紙なんですけど…」



そう言って、恭弥さんに手紙を渡す。


手紙には、

"白蘭さんが今日、昼過ぎに綱吉くんたちのアジトを襲撃すると言っている
僕と繋がっていることがわからないようにするのは大変かもしれないけど、被害を最小限に抑えてほしい゛

と走り書きで書いてあった。


恭弥さんの口角が少しあがったように見えた。



「…俺は今日、長くはちゃんと闘えないと思います
なので恭弥さん、俺がダメになったら…お願いします」


「言われなくても」




時計を見れば9時過ぎ。

今日はリボーンもいるし、そこまで苦戦はしないだろう。




襲撃が来るとわかっているのにみんなに知らせれないのはもどかしい。


でも、仕方がない
そう、何度も自分に言い聞かせた。