ここは女子部屋。そこには三人の女子、サラ、ナミ、ロビンが、ガールズトークを広げていた。


「じゃあ、一味の中で恋人にするなら誰がいい!?」


ナミがそう言うと残りの二人は「うーん」と考え込む。


「難しい選択ね…」
「うん……」
「一人ずつ考えていきましょうよ!まずはルフィね」


答えの出ない私達にナミが提案をした。そして私は、もしルフィが彼氏だったらということを想像してみた。


「ルフィは…、めんどくさそう。いっぱい食べるし、ちょっとヌケてるし」
「確かに。それは言えてる……」
「そうねェ…」


暫く沈黙が続いた後「次はゾロね」とナミが口を開いた。


「ゾロはー、まず女に興味なさそう!」
「“おれの彼女は険だ”とか言い出しそうな勢いよね」
「「いやいや、流石にそれは無いでしょ」」
「そうかしら?」


クスッと笑いながら言ったロビンの言葉に、すかさずツッコミを入れる私達。


「次はウソップだね!」
「ウソップは嘘ばっかついててつまらない。ルフィと同じく、少しヌケてるし…」
「………えっと、次はサンジ。サンジかー」
「サンジ君は優しいんだけど…」
「そうねェ、コックさんはきっと…」
「「「浮気する(わね)」」」


満場一致で、サンジと付き合ったら浮気されると決定した。


「チョッパーは、まず人じゃないからね…」
「フランキーにいきましょうか」
「フランキーもねー、半分人間じゃないみたいだし……」
「あら?サイボーグだって歴とした人間よ」
「すみませんでした、ロビン姉さん」
「ブルックもどう考えたら良いか分からないわよね」
「とりあえず変態だから無しって方向で……」


そんな感じにすっ飛ばしたり、適当にやってしまったので、結局誰がいいのかが分からずに終わってしまった。


「………もうチョッパーで良いと思う。チョッパーだったら可愛いし優しいし」
「賛成……」
「寝ましょうか」
「「賛成……」」


そうして、本日のガールズトークは終わった。


▽20110601