青い空、白い雲。目の前にはどこまでも続く青い海と白い砂浜。そして3人の水着ガール。なのに。
「ナミすわ〜ん、ロビンちゅわ〜ん、これ食べて〜」
「あら、ありがと」
「いただくわ」
「………」
なんで、なんで、なんで、なんで!?ここにも水着ガールいるんだけど!私は!?私にはないわけ、サンジっ!
「名前ー!そんなとこに突っ立ってないで、こっち来なさいよ」
「う、うん」
要するにアレだ。私が水着を着ても魅力がないって訳だ。どーせ、ナミ達みたいに胸もありませんよーだ。心の中でふて腐れながら3人の元へ近付く。
「ほい、名前ちゃんの」
「あ、ありがとう…」
明らかに態度違いすぎでしょ。何だかイライラしてきた。私はサンジの足に軽く蹴りを入る。
「いっ!」
「………」
「何すんだ!名前ちゃん!」
「足が滑ったー」
モグモグとサンジに貰ったサンドイッチを口にほうばりながら言うと、サンジが口を開く。
「名前ちゃんさ、水着なんて着なくてよかったんじゃねェの?ナミさん達みたいに魅力ないんだから」
「なにを〜っ」
1番言われたくないことを言われた私は、何だか次は胸が苦しくなった。
「〜〜っ、サンジのアホ!ドジ!マヌケ!逆にタコかなんかに料理されちゃえ!」
「はァ!?」
私はそれだけ言うと、そそくさに逃げ出した。もちろん楽しく遊んでいるルフィ達のところへ。
「お、名前どーした?」
「ルフィ…。私、水着なんか着なきゃよかったかな?」
「なに言ってんだ、おめェ。水着じゃねェと遊べねェぞ?」
ルフィの言葉にそうだよね、と返事をして、それからはルフィ達と楽しく遊んだ。が、突然サンジに腕を引っ張られてルフィ達から離れさせられた。何すんのよ、顔も見たくないのに。
「さっきは悪かった」
「へ?」
サンジからの意外な言葉に驚きを隠せない私。
「本当は誰にも見せたくなかったんだ、名前ちゃんの水着姿…」
「それ本当?」
信じていいのかはわからないけど、その言葉を聞いた私の心は、さっきの苦しさが消えていた。
「ほんとに、ほんとに、ほんとに本当?」
「あァ」
タバコを銜えながら言うサンジに私は少し笑って許すと言った。
君はシャイニングガール (可愛い子ちゃん発見!) (はい、でた。サンジの可愛い子ちゃんレーダー)
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◎ねねさんリクエスト 夏島でビーチでバカンス中にナミとロビンにメロリンなサンジと喧嘩しちゃうけど仲直り
▽20110831
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