「みんな、お帰り…」


ボロボロになったみんなを迎える私。みんな私なんかの為に戦ってくれた。どうお礼をすればいいかも分からない。


「名前!もう大丈夫だ」

「ルフィ……」


戦ったばかりで疲れているはずなのに、ニカッと笑う船長のルフィ。


「ありがとう…」


自然と涙が溢れ出る。それを見たルフィは、私の頭を優しく撫でた。


「お前は一人じゃねェんだ!おれらがいる。もう二度と一人で抱え込むな!」

「うん、そうだよね。一人じゃない。みんながいる…」


泣きじゃくりながらも、ありがとうとみんなに一礼をした。



(名前!お前、おれの仲間になれ!)
(え、いいの?)
(当たり前だ!!)


-----


被災者のみなさんへ捧げます。こんなちっぽけな事しか出来ない私を許して下さい。

▽20110320