「あっ……、ぁん……ッ、や、ぁ……」
 女性のよりは小さいが、男性のものにしてはすこし大きくていやらしく色づいている胸の尖りは、弄れば弄るほどに淫靡な変化をとげる。ぷくっと膨れ、勃起したそれは舐めて吸ってとおれに懇願しているようだった。
 ちゅ、とやさしく口づけるように片方を唇で愛撫し、もう片方を親指と中指で摘まみ、ひとさし指でわれめを刺激する。
「あ、ぁ、だめ、われめ、きもちいい……っ! ひ、あぁん……ッ、はぅ、う、」
 歯をあてて乳首をいじめれば、美月は可愛らしくもじもじと膝をすり合わせる。
「は、や……、胸、そんな、しちゃ……やぁ、っ、乳首、おっきくなっちゃう……」
「これからおれがここだけでイける、えっろい雌乳首にしてやるよ」
「めすちくび……」
 うれしそうに美月の瞳がとろけた。口でなんと言おうとも、それ以外のすべてが期待していることを訴えている。
 つんつんくりくり、軽めの刺激を与えて感度を高めてやってから、強く摘まんで潰して、痛いくらいの愛撫をする。
「はぁあっ、だめ、だめ……ッ、おれのおしり、めすまんこになっちゃったのにぃ……、ちくびまで、だめぇ……!」
 突起を舌先や指で押し込むようにすれば、よりいっそうあまったるい声で啼いて美月は仰け反った。
 チンコもびんびんになって涙を流している。あー可愛い。
「今日はデカクリもいっぱい弄ってやるからな」
「ぁ、ぁん……っ、クリちゃんも、すき、いっぱい、して……」
 華奢な体を抱き寄せ、自分の腿に座らせる。なにもしていないのに勃起した肉棒が尻にあたるのか、美月が頬を染めて身じろぎした。
「ゃ……、あたって、る」
「気にすんな」
 ふと視線をあげれば風呂場にある鏡が目に入り、じっとそれを見つめる。すると、美月もそれに気づいたのかそちらに目をやる。
「……見える?」
「あっ」
 かばっと脚をひらかせれば、そこに白くて綺麗な尻が映る。次に与えられる快感を待ちわびて、アナルが震えていた。
「っや、やぁ……、見ないで、おまんこ、見ちゃやだ、はう……っ」
 ふだんは慎ましくとじているはずの蕾は自ら花びらを開閉するように、中の赤をいやらしく覗かせている。
「ほんと、雌マンコになっちゃったな、ここ。なんもしてないのに勝手にくぱって口ひらいて……」
 つつ、とふちをなぞると美月の体がびくりと跳ねる。穴に指が入ろうとするたび、ひくんひくんとかわいそうなほどに過敏な反応を示した。
「……ほしい?」
「ん、ぁン、ほしい……っ、ゆび、まんこにいれて、ぐちゅぐちゅって、して……」
 ねだられても心を鬼にし、焦らすと恥ずかしそうにしながら、美月は自身の尻を掴んでひろげてみせた。
「けんいち、見て、おれのおまんこ……ッ、はやくちんぽほしくて、ひくひくしてるの……、おねがい、まんこ、して、けんいちのゆびで、おまんこ、めちゃくちゃにされたい、よぉ……!」
 最高に可愛いおねだりをされてしまっては、おれも我慢の限界だ。中指をゆっくりと熱い肉壷の中に忍ばせていくと、美月が熱のこもった吐息を洩らした。
「ん、んん、ん……ッ、ぁん、は、あぁあ……っ、なか、こすっちゃ、だめ……っ!」
「なんで。きもちいいだろ」
「すぐ、いっちゃう、から……! あッあッ、まんこ、きもちい、やぁーッ!」
 襞を嬲るだけで相当感じてしまうらしく、そこは驚くほど立派な膣になっていた。
 潤滑剤として使っていいものとよくないものの判別は勝手にできないので、ローションしか使用しないことにしている。美月のアナルに異常でも出たら大事だし。
「は、ぁあ……、ぁ」
 液体を垂らし指を増やすと、肉壁が歓喜したかのように絡みついてくる。この柔らかくて淫靡な穴に包まれたときの快感をおもい出し、たまらなくなった。
 もっと太いものがほしいと美月が泣き始めそうになったころ、両手の指でマンコを鏡に見せつけるようにくぱぁと左右にひらいた。
「とろとろで……真っ赤に熟れて、チンポほしがってるな」
「あッあッ、らめ、まんこ、見ちゃいやぁ……っ、」
「なんで。もう、おれに何度も見られて、舐められて、チンポぶち込まれてるのに」
「……ッ、や、ぁ、あー……っ」
 いつもされていることを想像したのか、蕾がきゅっと窄まりそこからローションがとろりとつたいおちた。
「ほら、自分のマンコがどうなってるのか見て。そんで、その状態をおれに教えて」
 おそるおそる、といったように視線を現在進行形でひろげられている部位に向けた美月は、困ったように眉を寄せて目を潤ませた。
「ぁ、ぁ……、んっ、い、いりぐちの、びらびらが、あ、あかくなって、ひくひく、してる……、なか、とろとろ……で、えっちないろして、あたるくうき、つめたい……っ、ぁ、ぅ、も、おちんちん、ほしい……!」
 ……可愛い。たまらなく可愛い。
 よくできましたと頬にキスをし、指をひき抜いてがちがちになった性器を尻にすりつける。
「入れるぞ」
「あっ、あッ、あ……、」
 じかに挿入するシーンをまざまざと見せつけられ、美月は鏡から目を離せないようだった。
 亀頭がずっぽりと入り口に食べられたところで、動きをとめる。
「美月、おれのチンポのカリんとこ大好きだよな? マンコ、めっちゃうねってる」
「あっ、ひ、すき、すき、だけど……ッ」
「ん?」
 先端だけを呑み込んだ淫穴がきゅんきゅんと収縮した。
「とまっちゃ、や、おまんこ、いっぱいついて、カリでおまんこのなか、めちゃくちゃにひっ掻いて……!」
「すぐイっちゃうから中こすったらだめ、なんじゃなかったのか?」
「いじわる、しないで……っ、イっても、ついて、けんいちの、すきにおかしていいから……っ」
 美月のおゆるしをいただけたことにより、おれの理性の箍はあっさり外れた。
「ぁ、ぁっ……、ぁーッ、や、あッ、あぁん……っ!」
 初めはゆっくりと反応を楽しむように中を穿っていたが、うねる襞の動きと美月の卑猥な姿に昂って律動が荒々しくなっていく。
「あっ、ひ、ぅん……ッ、は、ぁあ、あーッ、すごい、ちんこ、あつぃい、おまんこ、きもちい……っ」
 けものみたいにめちゃくちゃに犯してやったほうがよがるものだから、おれもつい我を忘れて腰を打ちつけてしまう。こいつには、おとこをおかしくするフェロモンみたいなものが出ているとおもう。ほんとに。


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