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ご存知でしょうか、月魚。調べればすぐわかるとおもうので作者名は出しませんが、一般文庫で良質なBLを摂取したいかたに超超超おすすめの一冊です。
幼なじみものでお互いに執着し合っているというわたしにとってドストライクな本です。
なにがやばいって、ふとした瞬間に体の関係があることをにおわせてきたり「あっこいつらきのうヤったな!?」と気づかせてくるあたりがやばい。セックス描写は当然、ないんですよ? でもやたらとなんかこう……えろい雰囲気が……あるんですね。
あたりまえといえばあたりまえなんですけど、商業BL小説! って感じがしないのがまたいいです。商業BL小説には商業BL小説のよさがあるし、商業BL小説を読みたい気分のときもありますが、商業BLではないが、BL小説が読みたい。そんなときの月魚。未読のかたはぜひ。
長◯ま◯みも好きなのでね、月魚がヒットしないはずがなかった。
静かな夜の中にも熱が感じられる、そんな文章に、複雑な男子ふたりのきもちと関係がしっとりと描きあげられている最高に萌える作品です。読後の満足感がすごい。でもこれは続編というかその後のふたりの話が読みたくなってしまう。
わたしも稚拙ながらも文章を書く人間なので、「完結している」作品に続きを求められることの複雑さ(続編や番外編を求められることは作品を気に入っていただけたのだろうとおもえて純粋にうれしいのですが、『続きはもうない』と自分が考えている作品に関してそういう感想をいただくとどうしよう……となるわけです)は理解しているつもりですが、これはめちゃくちゃその後の話が読みたい。薄い本にしてくれ………………と本気でおもってしまいましたね。月魚はいいぞ。
月魚
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