敗者の男とギルとレン



「レン」

「ん、あーいどうも」

「此方こそ。帰ったらグレイドに何か作んねぇとな」

「貸したげた私にもね!」

「えー」

「――あのメタグロスは兄ちゃんのじゃねェのかよ!」

「えっ、うんそう私のでーすウチの大黒柱ですイェイ」

「別件で少し借りてただけでな」

「オイ…オイ、人のポケモンであんだけのバトルすんのかよアンタ…」

「人のっつってもこいつのだし、そんで普段から一緒に居るしね。俺もレンもお互いのポケモンの事よく知ってて、そのポケモン達にしても同じ事が言えるからな」

「…じゃあ、あのリフレクターの戦法はどっちが?」

「あんなん私が考え付く訳無いっす」

「つまりアンタか」

「まぁ一応は。リフレクター、と光の壁もだが、ああいう風に出来ないかってグレイドに言ったのは確かに俺。んでそこからさっきのアレに辿り着かせた、のはグレイド自身だよ」

「さっすがウチの大黒柱!最初にアレ見た時グレイドかっこ良すぎて惚れましたもん」

「だろうな。バトル終わった今だから言うけど俺もアレかっこ良すぎて興奮しかけたぞ」

「でしょでしょ?!やだジモンさんよく解ってんじゃん…」

「逆にムカつくくらいだったぜ…」

「熱く語り合うのはいいが料理冷めんぞ」

「「アッ!」」





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