ギルにカミツレからの電話



『クダリ君から聞いたけど、この前電話で話したって』

「…あれ、初っ端から不機嫌」

『当たり前よー!ギル君のバカ!この浮気者!』

「電話口で叫ぶなっての…浮気者て、俺の彼女はお前じゃねぇんですケド」

『煩い煩いうるさーい!何よ!私はここのところ仕事で忙しくしてるっていうのに貴方達は…ズルい!私も混ざりたい!仲間外れ反対よ!』

「言っとくがノボリもそっち側だぞ」

『被害者同盟作ってやる』

「はいはい。…で、話はそれだけか?」

『今度いつ帰ってくるの?』

「クダリにバトルしたいって言われてるし、近い内にとは思ってるよ」

『私来月3日間くらい休みになるの。だからそれに合わせてくれない?そうしたら絶対に会えるから!』

「おー、いいぜ。いつ?」

『えぇと、ちょっと待って…16日から18日ね。勿論フルで遊ぶわよ?皆でバトルに1日、レンちゃんとデートに1日、』

「1日くらいはちゃんと休みなさい」

『…嫌』

「駄々捏ねないの。本来そのための休みだろうが」

『………』

「こっちはいつでも時間取れんだから。お前がブッ倒れたーなんてなったら色んな奴が心配すんだぞ」

『…ギル君とレンちゃんも?』

「ん。ノボリとクダリも。…ノボリは怒るかもなー?」

『それでギル君は呆れて、クダリ君とレンちゃんが悲しそうな顔するのよね』

「そんなとこだろうな」

『…分かった。18日はちゃんと休む』

「よろしい」

『16日にバトルして、17日はデート!前の日にはちゃんとこっちに着いててよ?』

「分かってるって」

『よろしい。…ふふふ、すっごい楽しみ!』

「仕事頑張れよ、スーパーモデルさん」

『貴方もね、カフェ店長さん』





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