Q.この人の事どう思ってる?



「…あー。目付き良くないけど、下睫毛長いのすごくエロいしあざといと思う。上目遣いされたらもう何でも言う事聞いちゃうなぁ。あと、口の周りの筋肉スゴいよねアレ、どうやったらあんなにオーバーに動くんだろうなぁっては常々思ってる」

「体付き?んー、腰細いし、彼の周りの人達と比べると薄いなぁとは思うかな。でもちゃんと筋肉は付いてるんだよね、こう、体脂肪率低いって言うの?硬いんだよね全体的に。やっぱり男の人なんだなぁ、って思う。とても好き。…あとは猫背もちょっと直せばいいのになーとは思わなくもない」

「髪の毛サラサラ過ぎてよく分かりませんね。寝癖付かないのもよく分からない。ちょっと羨ましい。私サラサラっていうよりふわふわ?って言われるんだけど、湿度で結構ちんちくりんになったりするから中々困るんだよなー…。…や、それがいいっても言われるし、嫌いな訳ではないんだけどもね」

「あと、そう。すっごいいい匂いする。色んな人が同じように言ってるから贔屓目…贔屓鼻?な訳じゃないと思うんだけど、ほんとにすごくいい匂いがする。何て言ったらいいんだろう………、…分からない。…まぁ、とても安心して、この人しか居ないなって、腑に落ちる匂いかな。…たはは、いや、そこについては私が彼の事好きだからなんだろうけどね」

「――とっても。とっても優しい人ですよ。とっても優しくて、すんごく不器用。見た目がああだから、特に初対面だと必ずと言っていい程誤解されてしまうんだけどね。…昔からずっと口が悪いままだから、余計に、こう、乱暴で粗野に見られちゃうんだろうなぁ。本人としては別に睨んでるつもりは無いのに、すぐにガン見になっちゃうから睨まれてるって思われちゃったりとかね。言葉尻もキツいし、意識してなくても声大きくなっちゃうみたいだし」

「………でもね。人の痛みをちゃあんと解ってあげられる人です。何が1番大切なのか、惑わされずに見付けられる人です。そして、それを貫く人です。本質を見抜く力が備わっていて、しかもそれはとても優れている。そんな人なんだ、靖友はね。…捻くれたみたいな冷めた振る舞いばっかりするけど、根っこはとっても熱くて、真っ直ぐな人。…だからこそなのかな。ストレートに意見を言い過ぎて、傍目には思い遣りとか遠慮とかが無いように見えるんだろうけど、でもそれが…靖友なりの、不器用なりの、真摯を尽くした優しいやり方なんだろうね。ちゃんと優しいけど、そう簡単には甘くしないからね彼は。…例えば、高校の先生とか、やったら生徒皆から慕われて、いい先生だって、特に男子からめちゃくちゃ好かれそう。…あははっ、や、何て言うかさ、流石"箱学随一の名アシスト"だなって今改めて思っちゃって、ふは、」

「――と、まぁ、それが、荒北靖友という人。ですね」

「…ん?…あぁ、うん。ふふ。そんな荒北靖友君が、私は本当に大好きデスヨ」




「ァア?ンっだよ藪から棒にィ…ッセ誰が答えっかよンな事ォ!バァカじゃねェの?!」

「…アアアアアアアったよわァーったヨ!!!答えりゃイーんだろ答えりゃヨォ!!!クッソこのボケナスが!!!」

「ッアー何ィ、顔ォ?アー、かァいいンじゃねーェのォ?キレイだしかァいいと思いマスヨハイ。…、猫みたいだよねェあいつの目ェ、色も形もネ。………〜ッセんだよそォだよ好きだよ何か文句有っかコルァアア!!!」

「、ハァア?!!!かっ、体ってオメェなァ…!!!質問のチョイスおかしッだろがヨそれ!!!………〜〜ッッッ、ほっ、せェし、もちょっと肥えてくれた方が変に心配しな、くて済むかなァ?!!!抱き心地は別にッ今のままでも悪かねェけど!!!以上ですゥ!!!」

「………ふわふわしててェ、やらかくてェ、クセになりマスヨ。…、ぬッハァア?!!!??!バッちッッッげェェェェェよ!!!!!誰がムネの話すっかよ髪の毛はどォですかっつったのテメだろォォォォォがァ?!!!??!」

「――………さっきっからァ、ミョーな質問ばっかな気すンだけどォ?俺もっと内面的なトコの話かと思ってたンだけどォ…ア?あァ…あそォ、ンならいいけどヨォ…これ以上ヘンな質問されるよォなら俺もう逃げようと思ってたワ。時間の無駄だモンこんなン」

「ッでェニオイだっけェ?アー、ニオイねェニオイ…。さっぱりしててェ、ひんやりしてっかなァ。あとキレイな水のニオイ。アつかソレだわ、キレイな水のニオイ。山奥の湧き水。ウン。…いやでも結構潮水っぽい時も有ンなァ…。………ア?そゆ事じゃなくって?…アーハイハイサァセンね電波チャンでェ…ッ!漣ちゃんの匂いはめっちゃ安心するしめっちゃムラムラする匂いっすヨ!!!!!!!以上ォ!!!!!!!」

「――………。ぜってェ、ブレねー奴。…何つゥかァ、…福チャンみてーにガッチリ硬くてブレねェ、ってンじゃなくて………形を変えて、合わせンだけど、むしろ…呑み込んで?包み込んで合わせるっつゥーの?そーゆう感じのブレなさ持ってるネ。あいつは。イーイ意味で、我が儘に、ての。………そんなンだから、色ォんな奴らに大事にされンじゃナァイ?…俺もそれに…救われ、てる、クチだしィ」

「あとォ…、アー。…目の話ン時に猫みてェっつったろ。ぶっちゃけ目だけじゃねーんだよな、猫みてェなのォ。もォ全体的に猫チャンだヨあいつ、猫チャン。勝手気儘だしィ、こっちから寄ってくと片手間に構われてる感がすっげツマンネーんだけど、の割に向こうから来た時はマァジでべっ………、ッアー〜〜、えっとォオ!わりンだけど今のナシで。…今のナシでェ!!!!!!!」

「――あいつがガキ産んだらァ、その産まれてきたガキャアどうやったってシアワセに成長出来ンじゃナァイ。好きなよーにやらせてェ、失敗したり立ち止まったりしたら、…それであっても、キミはどうしたい?って、あくまで本人次第なんだよって…そーゆうやり方すンのが、あいつだヨ」

「…ァア?…ンなん決まってンだろォが。ッハ!わざわざ言うまでもねェーヨバァカチャァン!っつかなァんでオメェにソレ言わなきゃなンねーノヨ、やァだネッ!ケッ!」





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