北央学園の球技大会:当日2



「えー次4組と当たる訳なんだけど、ウチのスタメン出るからちょっと気ぃ引き締めてね」

「どんな?」

「俺より背ぇでかくて、パワーアタッカーですごいタフ」

「うわマジかよ…トオルよりでけぇとか」

「186センチだから覚悟しといてな。取り敢えずそいつには俺が付くから皆サポートよろしく。あ、そんで森君」

「え、」

「あのねちょっと頼みたいんだけど、前半4組の奴らが各々どんな動きしてるか見といてくれる?俺が付く奴以外でいいからさ」

「…そ、それだけ…?」

「えー何言ってんのそれだけとか!重要だぞ?!」

「あ、っ、えと、」

「そっかそうだよなぁそんくらい森君には朝飯前だよなぁじゃあマジで頼みましたこれで俺安心してプレイ出来るわ」

「森頼むなー」

「よろしく!」

「あ、うっうん…!」




「何か言いたそうだねアキちゃん。森君て確かに運動出来る方じゃないし、正直お荷物だけどさぁ、でもサトちゃんらよりはずっとずっとよく見てる奴だぞ?適役だろ」

「俺何も言ってねぇけど?」

「んーじゃこれ俺の独り言って事で」

「………。おい3人、トオルちゃんがお前らの悪口叩いてんぞ」

「ハァ?!」

「ちょ」

「トオルてめー調子こいてんなよ主将だからってよ!サッカーだったら俺だってなぁ!」

「ちょーい嘘は良くないっしょアキちゃーんてか多分サッカーでも野球でも俺のが、」

「言うな、頼む言うな。俺もそれ思ったから。いてーから心が」

「だっせぇサッカー部員だな」

「すどおおおおおおおおおおおおおちくしょうお前にはわっかんねーよなこの気持ち!!!!」

「一切解んねぇ」

「まぁ確かに土俵が土俵だしな。あと弓道とかも多分無理かなぁ」

「ヨッシャ!」

「有吉いいいいいいいいい裏切り者おおおおおおおおおおお」





×
人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -