母なる女王ifでスカアハ召喚に引き摺られでもしたかのような形で手負いの降谷が召喚され奴。和実に乞われ降谷を手当てするスカアハ。

「なっ、治してレン姐ッ、この人此処で、こんなとこで死んじゃ駄目だ、!」
「…承ったよマスター。我が主の望むままに。安心をし、私が彼を死なせはしないさ」

「――それ以上はお止しよ可愛い子。残念だろうが、ソレはお前の手に余る」
「ッ…でも、レン、」
「ねぇ、可愛いお前に傷が付くのは看過出来ない。解ってくれるかい、レイ」
「………、わ、かった。…貴女が嫌がる事は、したくない」
「ありがとうね。本当にいい子、嗚呼私の可愛い子」

↓コナン世界への転移か転生か後

「いけないよ透。それ以上は、お止し」

あの激情が嘘幻かのようだった。年端もいかない少女の静かに凪いだその言葉だけが、暴走しかけていた男をひたりと制約した。
ふ、と圧が溶け消える。殴り掛からんばかりの様子からゆらりと態勢を戻した安室が、黙したまま少女に侍り返る。彼の表情は、無だ。

「…この子が些か失礼をしたようで。どうも透は、私に過保護なものだからね。そこもまた愛しくはあるのだけど…さぁトオル、ごめんなさいだよ」
「………」
「…透。私の可愛い子。お前はきちんとごめんなさいが出来る子だ。ねぇ」
「…わるか、った。少し、熱くなりすぎた」
「うん。いい子だね」

目礼をもち謝辞とした安室が、少女をそぅ、と抱き上げる。滑るような前髪が彼の表情を隠していく。少女は、柔らかな笑みのまま男の頭を胸元に許した。頭ごと抱き締めて、優しく抱え、偉い偉いと幼子にするように。幼子が母親に甘え縋るように、男はひたすら顔を、小さな体に押し付けていた。



***



ギルレンで降漣でギル降プラトニックな幸せ三角関係とか最高にウメェ…トリプルフェイス過剰労働で疲れきった降谷さんがソファーで漣を膝抱っこしながらギルにおもくそ寄り掛かるはぁんしゅき。

ギル:俺の最愛♀と嫁♂が今日も可愛い
漣:私の彼♂とわんこ♂が今日も可愛い
降谷:僕の猫♀と旦那♂が今日も尊い



「…顔色が良くないな。体調悪いなら今夜はウチに来い、面倒看てやれるから」
「………そう、させてもらおうかなぁ、…実は食欲無くて。前に食べた、あの貴方の作った卵雑炊、また食べたい…って言ったらワガママですか、?」
「はは、ちっともワガママなんかじゃねぇさ。楽しみにしとくといい」
「うん。ありがとうございます」

体調の悪さも相俟ってかふにゃっと気の入ってないはにかみが落ちて息を呑むポアロ内の客達。コナン含む。
帰り際レジカウンターで安室の頭を労るように撫でてから去っていく男と、しばらくきょとんとした後またふにゃっと微笑んだ安室に時間の止まるポアry。コナry。

「安室さんてさぁ…、男の人が…?」
「説得力無いかもしれないけど、僕は至ってノーマルだよ。ただ彼が…特別なだけさ。彼の事は…兄のようにも、父のようにも思ったりするしね。そういうのは苦手かい?」
「…分かんないや、今まであんまりよく考えてこなかったし。…あの人歳上なんだ?」
「2つ歳上だね」
「何処で知り合ったの?どんな関係?」
「高校の先輩なんだ」
「…じゃあ長いんだ?」
「…うーん。今の関係性としては、僕がこの職に就いてしばらくしてからだけどね」
※景光をギルが助けた上に景光共々頑張ってんな偉いなありがとうなってよしよしされて陥落した



ゼロ未バレ時でコナンが何でもかんでも組織と繋げて考えちゃうのを見通してて、んで盗聴されてるのにも気付いてる上で誤解も容易な会話を続けるギルとそれに付き合う安室さん。

「彼女は大変可愛らしくて、それでいて優秀ですからねぇ。そりゃあ連中も手放しませんよ」
「何せ見て呉れが厳つい真面目君には殊弱いからなぁあいつ。そんな彼から頭下げて頼まれたら、断るもんも断れまいよ。数日分の着替えと風呂セット用意してまでの出向だぜ?気合い入りまくりだよ」
「…何だかすみません…ちなみに何日帰ってきてないんですか?」
「今日で3日目」
「」
「いっその事俺の方から引き取りに行こうかと思ってるんだが、どうかな」
「えぇ是非に。…全く何を考えてるんだあの馬鹿共は…」
「あいつらの事は嫌いじゃないが、まぁ俺も不足し始めてるんでな」
「ご尤もですよ。僕からも進言しておきます」
「あぁ」

風見のお願い事引き受けて泊まり込んでるだけな。ちなみに強面系真面目君は風見なところをウォッカに勘違いされてる。





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