●神谷漣
福富の1つ下の従妹、荒北の幼馴染み。元々荒北とは、互いに知っているのに敢えて言わないでいる両片想い。荒北→→←漣。
グレた荒北に対し、福富に話を持ち掛けてロードバイクの道へ導いた真の主格。後々で福富がそれを荒北に明かしたため一層荒北からの漣への愛が深まる。つまりゾッコン度高まる。

荒北の飼い主(兼嫁)としてまことしやかに箱学内で知られる。と言うのも、荒北が恥ずかしがることも有り、人前では余り関わり合いを見せないからである。荒北関連で何事か起きた場合には取り敢えず神谷漣を呼べ、とは、教師陣にすら言われる、荒北ヤンキー時代の名残である。
系統の分け隔て無く多くの女子生徒と仲が良く、またその立ち居振舞いから頼られてもいて、情報網が広い。荒北をやす君>靖友、福富をじゅいち君、に対し、新開をしん君、東堂をとど君と呼ぶように、親しい男子はほぼ名字を短縮して君付けである。ごくごく一部を除き、女子は相手によらず、名字・名前のみか名字と名前を足したかした、いずれも渾名である。



●仁島晴(にしまはる)/にはるちゃん
周りに協調し過ぎること無く、自分の意見をしっかりと口にする強さを持つ。さっくりとした爽やかな性格をしている。賢いが、学校教育的な勉強は苦手で成績は思わしくない方である。その代わり運動神経はすこぶる良く、1年生の時から既に女子バスケ部のエース格である程。
恐らく箱学内の女子の中では柚木と並び最も漣と親しい。姉と弟が1人ずつ居る。恋をしてみたいとよく嘆いている。

数少ない古参の荒北推し勢。
ショートカット、180cm。まな板。



●柚木奈々子(ゆぎななこ)/ゆぎこちゃん
東堂の従妹。そしてその血筋なだけあり、箱学内でも屈指の美人である。しかし中身は重度の隠密型腐女子。腐れ神であることは東堂と仁島晴と漣しか知らない。東堂も彼女にだけは辛辣である。東堂をぱっつぁんと呼ぶのは後にも先にも彼女だけであろう。
品の良い華やかさを持ち、スキンケアやボディーケアに余念が無い。腐女子特有の回転数を誇ることを加えた知能の高さで学業面は一切問題が無い代わりに、腐女子特有の運動不足やインドア気質により運動面の成績はお情けレベル。

福荒ガチ勢。単体では真波推し。福荒ガチ勢。
ゆるふわロング、155cm。Dカップ。一切口外していないが、実は転生トリッパー。



●仁島侑(にしまゆう)/にゆ先輩
新開のクラスメート。
品行方正、文武両道、家事万能、剣道部部長にして箱学の女傑とも呼ばれる。仁島晴の姉で、彼女の『周りに協調し過ぎること無く、自分の意見をしっかりと口にする強さ』は姉譲りである。

密かに福富へ憧れを元とした片想いをしている。
ストレートロング、170cm。Bカップ。



●手嶋佳純(てしまかすみ)/てっしー先輩
新開のクラスメート、仁島侑の親友。調理部部長をやっていて、料理の腕はコンテストで4年連続優勝を果たす程。
常にへらへらしていて、テストの成績や料理の腕は非常に良いのだが、決定的なアホである。勿論のように空気も読めない。そして能天気。しかし観察眼は抜きん出て鋭い。

推しは無し、強いて言えば泉田がまぁ可愛いかな程度である。
癖の強いセミロング、162cm。Dカップ。総北に1つ下の弟が居り、自他共に認めるかなりのブラコン。



●深沢夕陽(ふかさわゆうひ)
1年時・3年時と荒北のクラスメート。2年時は新開とクラスが一緒だった。

転生トリッパー。決して根は悪くないのだが、精神的にもまだ成熟していない高校生の時に転生したことで、この世界での両親を肉親と思えず距離を置いて接してしまったり、クラスに馴染めず浮いてしまったりしたためか、次第にどこかスレたように成長してしまった。
素っ気無く、皮肉が多い。それでも元来の面倒見や強い責任感は滲むようで、自転車競技部のマネジメントをしっかりとこなしている。

荒北のことが、とても好き。スレてしまったが故にか、少々強引な手段を取って彼にアプローチする場面も少なくない。

***

※漣から今何処?のLINEの後

「やす君。やっほ。皆さんもこんにちわぁ」
「おー、来たネ漣ちゃァん。あ、今日も飯うめェよォ。あとアリガトね唐揚げ入れてくれて」
「キミの大好物だし、リクエストだからね。どう致しまして。んであのさやす君、お弁当食べ終わったらお箸貸してくれないかな、忘れてきちゃってさ」
「んァ?あァウンおっけェ、勿論。…アーてか先食べるゥ?どうせ俺ら次自習て決まってっし余裕有ンだよネ」
「あーほんと?いいの?」
「ほんとほんと、いいヨ〜。…その代わりィ、漣ちゃんも一緒に飯食お?」
「ム、それは名案だな!神谷、早く戻って取ってくるといい!」
「わぁい了解ー、じゃ取り行ってきマッス」
「漣。ついでに買ってこい」
「んあ?あぁ…アップルティーね、はいはい承りましたー」
「いてらァ〜」
「んい〜」



「漣ちゃァん」
「んー?」
「れェーんちゃァーんンンン」
「んー?」
「チューしたい」
「私はやだー」
「、エッ俺死ねばイイ?」
「はっ?え何そのブッ飛び発言。や割といつもの事か…」
「チュー拒否られた死にてェ」
「強く生きろよ荒北ァ…」
「ムリ」
「豆腐メンタルか」
「チューして」
「ワガママか」



「臭う…臭うぞ…ゲロの臭いがプンップンするぜぇ…」
「おはようゆぎこちゃん、今日は何呟いてんのー?」
「あ、おはよー漣ちゃん!んやぁちょっと気になる事が有っただけ!うふふ、気にしないで〜」
(確かあの人ぱっつぁんとこのマネジだったよな…何で漣ちゃんの下駄箱の前に…まさか何かしてたんか?いやでもしたら何で?めっちゃガン付けてたよーに見えたけど…ンン、これはやはりゲロの臭い…?)





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