スモッグ、とはいわゆる大気汚染の状態を指すようで、毒ガスが状態の原因であるならスモッグは状態そのものという訳ですね。技としてのスモッグには『充満する』という表現は…使える、とは思いますが、実際のスモッグには適当では無いでしょう。はあああ…ミスです。


スモッグの成分、スモッグを構成する物質、うーん、とにかくスモッグに含まれるものですが、硫黄酸化物、これが主体だそうです。そして硫黄酸化物というのは総称でありまして、一酸化硫黄やら二酸化硫黄やら、要するに解りやすいのは火山ガスですね。火山ガスの主成分は水蒸気と二酸化炭素、そして主に二酸化硫黄。
この二酸化硫黄、これが黒いスモッグ(スモッグには黒と白が有ります)の黒色の元である煤煙の中に含まれており、それが化学反応どうのこうのという訳だそうで。硫黄系の物質が燃えればつまり酸素と結合ということ?で硫黄酸化物となるという?認識で良さそう?


そしてヘルガーの図鑑説明。口から噴き出す炎は突き刺すような臭いを伴うということで。まぁ勝手に無臭の炎・劇臭の炎・劇臭+有毒の炎と調整可能みたいなようにしてしまっているのですが、それはさて措くとして。劇臭と言えば、硫黄、これまた大変挙げやすい物質ですよね。しかし硫黄の劇臭は実際には硫化水素の劇臭であり、本来硫黄そのものは無臭です。硫化水素も勿論、燃焼すると硫黄酸化物となります。硫化水素自体は硫黄と水素の結合した水素化合物ですが。
つまり、導かれる結論というか、そうと仮定するなり捏造するなりしてもおかしくは無い、ということとして。


1:ヘルガーの体内の毒素=硫黄→硫黄を燃やすことで炎を生成する→その炎は硫黄酸化物が大元→硫黄酸化物の二酸化硫黄もまた劇臭を有する→よって炎の劇臭の原因は二酸化硫黄
2:硫黄酸化物(≠炎)+水(=炎+大気中の水素)=硫酸→硫酸の腐食性(硫酸中の水分が蒸発することにより濃縮されて高まる=炎による水分の蒸発)→ヘルガーの炎による火傷は火によるものというよりも腐食による傷(無論低温度の炎による火傷も別の方法として齎されるが)
3:実際のスモッグに含まれるのが硫黄酸化物の内でも特に二酸化硫黄→火山ガスによく含まれるのも二酸化硫黄→火山ガスには硫化水素(強い可燃性と猛毒性)等も常に含まれている→ヘルガーの使う『スモッグ』=火山ガスと酷似=強い可燃性と猛毒性→引火成立


はい、完璧です。突っ込まれたらこう答えます。いける。ヘルガーの使った『スモッグ』とはあくまで技であり状態では無く、そして更には状態を示してのスモッグでは無く火山ガスを言い換えたものであるということでFA!!!!!!





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