出来る限りはリアルに、流れに不自然さが無いよう、矛盾や自然の法則的な部分でのおかしさが無いよう、それを前提に念頭に置いて心掛けまして、描写(特にバトルの)をしています。それが多少ゲームでのものと異なるとしても、そちらを優先した場合どうしても変だと思えば、リアルさを考慮して捏造しています。
何故そこまで拘るかと訊かれれば、単に自分がそれを好むからというのがまず1つ。それに加えて、自分の書く文章の硬さに合わせるとすると、リアルである方がより良いと思うからです。例を出してみますと、『ワルビルが威張る攻撃をする。』「ワルビル、威張る!」と書くよりも、『ワルビルが威張り散らす。』「ワルビル、威張ってやれ!」と書く。後者の方がそれっぽいし、全体の中で雰囲気を損ねない、と、自分は思うのです。




技の効果や、それと個体の性格・個性との関係性にしてもそう。『威張る』は本来命中率90の技で、この命中率は低くは無い方に分類されるはずです。ですがここでリアルさの保持という前提を持ってきた場合、例えば冷静な性格の個体が相手に威張られて反応するのと、生意気な性格の個体が相手に威張られて反応するのとでは若干にしても違いが有るのでは?というところに至ります。いえ、まぁとにかく、自分は至りました。或いは、ゲームでのものとして怒りっぽい・気が強いといった個性を持つ個体と、我慢強い・辛抱強いといった個性を持つ個体とでの違い。前者ではもう簡単も簡単に威張る技の罠に引っ掛かるでしょうが、後者であれば多少は看過出来るのでは無いでしょうか。
冷静な性格且つ考え事が多い個性の個体だったなら、まず威張るの技は意味を成さないでしょう。真面目でちょっと怒りっぽいところが有るのでは、かなり影響されるように思います。そういったところ、命中率とは少々違った成功性・影響性の部分においても、あぁそうだよな、となることへの追求を、幾らか。




技を覚える、ということに関しては、マシンや遺伝、思い出しに教えと幾つか方法も存在します。技マシンの描写というか、アレの仕組みって公式では言及されていないし、アニメでは確か出てきていませんよね?ディスクを翳してどうのこうの、だったりなんて見解は出ていますが、それもちょっとなぁ、と思いまして、極力はアニメ寄りの、見て訓練・練習してものにする、その流れを採っています。マシンも多分存在はするんでしょうが、とても希少で価格も気軽には手を出せない高さなのでは、と考えていたり。遺伝技・思い出し技はこう、現実でも、本能として受け継がれてきた習性、とか有りますし、その感じでイケる気はします。教え技は無問題、むしろ最もそれっぽい。


さて、ホドモエジムの話の、濁流とガマガルのことについて。ガマガルはゲームではLv.28で濁流を覚えます。ホドモエジムのトレーナーが出してくるガマガルはBW時点では計2体(と言っても、カフェ店長が10歳の頃はBW軸の10年近く?も以前の年代ですので、その当時はもっと多かったかもしれませんし1体だけであったかもしれませんが)ですが、片方がLv.28で片方がLv.27(憶えていないので調べたものです)となっています。つまり後者のガマガルはゲーム的には濁流を使えません。…が、果たして本当にそうなのか?と。濁流の起こし方といいますか、要は大量の濁った鉄砲水な訳ですから、どうやってそれを出すかということくらいは、ゲーム上でのたった1レベルの差が有るくらいでは、考え付くか考え付かないかというのがきっぱりとは分かれないだろうと自分は思うのです。
ですから、濁流を起こせるか否か、その分かれ目は、ガマガルにその力が有るか否か、というところに掛かっている、そのようにさせて頂きました。やり方は分かるのだけれど、如何せん、それを成せるだけの力がまだ身に備わっていない。つまるところ、訓練不足・練習不足と似たようなものです。それであれば、少なくとも自分は腑に落ちる。だからそういう捏造設定として、描写を致しました。


勿論、それは全ての場合において同様であるとは言い切れません。それは描写の段階、話の中に盛り込む段階、要するに考えてみないこと想像してみないことには確実なことは分かりません。例外は有ると思います。そしてその例外が出てこようとも、如何に沿ったまま描写出来るか、そこが重要になってくるのでしょう。唸れこの想像力…ッ!




語り出したら割と際限が有りませんから、取り敢えずはこの辺りで。こういった考えの下、ポケモンバトル話を書いております。そしてこうして色々と考えて至ったことを据えてのバトル描写を、良い、と言ってもらえる。それの嬉しさは、大変なものであります。これまでにそういったコメントを下さった方々には、本当に感謝しています。ありがとうございます。
…とは言えこれも好みの問題ですから、強要は勿論しませんし、これが正しいとも思いませんけどもね!同志よ来い!それだけで良い!





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