※R18











二回目にも関わらず、俺の射精は長かった。俺は息を切らしながらも、搾りだす様に性器を奥へ突っ込みながら最後の一滴まで残さず注ぎ込むと、アレルヤは目を閉じてわずかに口を開けて恍惚とした表情を浮かべながらぴくぴくと爪先を天井へ向けた足を痙攣させた。女みたいに余韻でも感じているのだろうか。
「ごめ、抜けばよかったな……」
「……ん、いいよ。僕中に出してもらうのが、好きなんだ」
その発言はまるで風俗のよく仕込まれた女のような台詞だった。俺も異様なまでの支配欲でゆっくりと満たされる。愛しくて離したくなくて、息を整えるのもそこそこに口づけをした。下もまだ繋げたまま、アレルヤの色香溢れる唇に噛み付く。アレルヤもまた拒むことなく俺の舌を受け入れた。かすかに苦い味がするのは確か自身の精液だったが、もはやそれは問題じゃない。アレルヤともっと一つになりたい、その一心だ。体力の消耗が激しかったが、最中はそんなことに全く気付かないくらいに興奮していた。
「そんなのが好きなのか…お前も相当な奴だな。中出しって気持ちいいんだ?」
俺はゆるりと腰を動かした。ぐちゅぐちゅと淫猥な音がして、だらりと白濁がアレルヤの孔から垂れる。もう一回くらいいけないだろうか、いける気がする。
「僕のお腹の中で感じてくれてるって思うと抜いてほしくなくて…。奥に出されると気持ちいい所に当たっていいんだ」
アレルヤは自分のくわえ込んでいる下の所に指を伸ばした。
「凄い良かった…。こんなに気持ちいいのって久しぶりだよ…」
こいつは今自分の言っていることがどれだけ男をそそる言葉なのか分かっているのか。性欲と欲望がぶりかえしてきて、俺は意味ありげなモーションをかけるように、またゆるゆると腰を動かしはじめた。
「や、ニール……?」
「もう一回やりたい、このまま…」
「えっ、あっそんな」
驚いてはいたが、一瞬嬉しそうに目尻を下げたのを俺は見逃さなかった。
「アレルヤ…何処を擦られたら気持ちいいのか教えてくれ…」
完全にやられた、と俺は自分の言葉を聞いて思った。飲み込まれてしまった、アレルヤという蠱惑的な世界に。きっともう離れられない。求められるままに、恥ずかしそうにしながらもアレルヤは促した。
「ん…ニール、もう少し下の、そう…その辺りに……あ、ん……」
「ここ、か……?」
言われた通りにペニスを動かした。この過程すらもいやらしい。
「うん……そこの、少し…よこ、あっ」
「あ、これ、このでっぱったやつか」
「あっ、ひあっ……そこ、いいっ」
眉間に皺を寄せて、アレルヤの声が一段と高くなった。どうやらこれがアレルヤの一番の性感帯らしかった。少し先端に引っ掛けて刺激しただけで、アレルヤのペニスもほとんど勃起してまただらしなく涎を垂らし始めていた。さっきは手で達かせてしまったが、今度は此処だけで気持ち良くしてやろう。出来るだけ前立腺に近い所を、太い張り詰めた性器で擦り付けて刺激した。腹筋を使って腰を滑らかに、そして強く動かす。
「あ、ああっ、きもちいっ」
すっかりセックスに溺れて自制心を失ったアレルヤは、口から唾液を垂らしながら喘いでいる。シーツをぎゅっと手で握り締めて何とか身体をもたせていた。
「さっき、っは、俺ばっかりだったからな………っ、ほら、もっとよがれよアレルヤっ」
「あ、ぁ、いぃ、いいよぉっ」
ぱん、ぱん、と気味の良い肉体同士がぶつかる音が響いた。先程とは違って、お互いに確かな快感を拾いながら激しいピストンを繰り返しているので、正直言って気持ち良すぎた。
「あ……もっ、つよく、ぁ、あああっ」
アレルヤが感じたときに狭くなる肉壁の収縮加減が痛いほどに俺を締め付け、その擦れでアレルヤがまた悲鳴をあげる。この相乗効果のおかげで、俺達はただひたすら、むちゃくちゃに求め合った。
「いいぜ、もう好きなだけしてやる」
「ニ、…ルっ」
「あ、それやば、っく………」
俺に揺さぶられながら必死に名前を呼ぶのがたまらなく腰にくる。
「にぃ…る、あ…もっと、ぁっ」
「可愛いすぎ…全部くれてやるって!」







こうして俺達は、結局この後も抜かないままに何度もセックスを繰り返した。たがが外れた動物みたいに、ひたすら悦楽を貪り食った。二人が体力切れで布団に倒れ込んだ時、時計の針は、もう3時をとうに越していた。







「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -