金時、悪かったのぅ。

またおまん家の屋根に誤って着陸してしもうて(笑)


ただわしゃ可愛い可愛い金時に会いたかっただけじゃきに。許してはもらえんかのぉ〜。


お詫びとしては何じゃが、金時の好きな甘味をたくさん送っておいたきに。


また遊びに行くぜよ。 By辰馬






   

「アイツ馬鹿だろ。ホント馬鹿だろ。何で家の天井を崩壊しておいてお詫びが段ボールいっぱいのドロップなんだよっ!!!?てか何で数多くあるお菓子の中からあんまり好きじゃないけどたまに食べたくなるお菓子No.1のドロップをチョイスするんだよ!!?意味分かんねぇよッ!!!!ドロップはたまに食べるからうめぇんだよっ!!!



てかアイツはいつになったら俺の名前覚えんだっ!!!!」







早朝から一人寂しくドロップに対してツッコミを入れるはめになった坂田銀時。

重い体を動かしてやたらガラガラと音が鳴る段ボールを受け取り判子を押し、中を見てみれば入っていたのは、段ボールいっぱいのドロップ。


これは何の嫌がらせだ?
はたまたこれは何かのダイニングメッセージか?と思いきや先日に人様の家に不時着と言う名のテロをした馬鹿の詫びの品だった。



「全くアイツはいつもろくなのを送ってこねぇな…‥」



そう言いながらドロップ缶特有のなかなか空かないフタを若干苛つきながら空け、色とりどりのドロップを一気に口の中に流しこんだ。


はっか・パイナップル・メロン・イチゴなどの味がまざり何とも懐かしい味がした。




――ガリッガリガリガリ 



歯で噛み砕けば余計に味が濃くなったドロップは次第に溶けて一つになり、最後は消えてなくなった。




「……‥何でこんななしえない気持ちになんだろ。」



そう言ってまた違うドロップを食べようと段ボールの中に手を入れた瞬間――。







ボンっ








突然目の前が煙に覆われ視界が真っ白になり、何事かと手で煙を追いえば、自分の目にうつった手はいつものゴツゴツした傷だらけの手ではなく、まだ成長しきれていないような美しい手であった。煙を全て追い払い急いで手の主を確認する銀時だが‥…




「え?何これ?俺の手だよね?……‥え?何で服がこんなダボダボなの?
てか…‥え?何で銀さん……‥








若くなってんのォオォォォオォ――!!!






床の下からお登勢の苦情の声が聞こえたが今の銀時に聞こえるはずもなく、何事かと押し入れから出てきた神楽にことの有様を説明するのにいっぱいいっぱいだった―――。












Ps,そのドロップは天人が新開発した【若返りの薬】じゃきに、気ぃつけて食べるぜよ。まぁ効き目は丸一日だけみたいじゃけどなぁ〜。アハハハハ〜









「Psに何でそんな大事なこと書くんだよ馬鹿辰馬ァ"―!!!」





本日二度目の発狂にまたもや床のお登勢の苦情が聞こえたが取り敢えずシカトしておいた銀時と神楽であった。