ナルトの奴、気が利くな…‥



そんなことを思いながら俺はお言葉に甘えて風呂に入ることにした。


脱衣場でマスクと服をぬいで風呂場の扉を開けると、大量の湯気と湿気がひろがった。

中に入ると浴槽には薄桃色のお湯が満単に溜まっている。



「アイツもまめだねぇ〜。」


最近入浴剤にはまったらしいナルトはここ2週間ずっと風呂に入浴剤をいれ続けている。 

檜・森林・柚・花の薫りなど様々な入浴剤を買ってきては俺に「どの入浴剤がいいってばよ?」何て可愛らしい質問を俺にしてくる。



いくら身長や顔つきが大人っぽくなっても、やはりこういうとこはナルトはまだ子供だよね。



頭と体を洗い終え、可愛い恋人がためた風呂に浸かった。

薄桃色のお湯が俺の体重と比例して浴槽から溢れだす。




「はぁ〜……‥桜…‥かな?」





任務時の緊張は解れ、調度いい温度といい匂いの湯船に癒されていた俺に変化が起きたのは湯船に浸かって5分後の事だった―。












「…ァ…‥ハァッ…暑…‥い‥な…」 




おかしいな…‥


いくら逆上せたにしてもこれはおかしい…‥



頭はボーッとして体が言うことをきかない。

へたしたら浴槽で溺れるな…‥


ここは一旦避難するために脱衣場に戻ろうと重い体を動かすが




「…ッア‥‥!!?」




これには流石に唖然とした。


何故って…‥


俺は浴槽から出ようとした俺は俺が動いた判読でうち返ってきたお湯に媚声をあげてしまったからだ…‥




「ッ…‥はァ…‥何でッ…‥?」



むず痒い快楽に耐えながら息があがったまま脱衣場に戻るとそこにはタオルを持ってきたのであろうナルトが立っていた。




「先生逆上せたのか?体も顔も真っ赤だってばよ?

それに…………」



そう言って心配そうな顔をして俺の体をタオルで拭こうとするナルト。



「ッ……‥ァちょっと‥待てッ…‥!!!」




制止の言葉を言い終わる前にナルトがタオルで俺の体についた水分を拭き取る。



「あッ…‥ナルッ…トォ……だめッ‥」





「それに……‥何で先生のコレ…‥反応してんだってばよ?」








あぁ…‥コイツの仕業だな…‥



そう確信したのは俺のものを指さして笑うナルトはいつもの子供のような笑顔をするナルトではなく…‥









一人の男の顔だったから―。








「タオルに反応するなんて…‥先生ってば、やっぱりスゲー淫乱だってばよ。」


そう言って俺の痴態を楽しみながらナルトは俺を体の隅々までタオルで拭いた。



抵抗する気力もない俺はナルトにもたれかかって、されるがままで快楽に溺れていくしかなかった。





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