×
「#エロ」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -




2021/04/27 12:56

ぬらりひょん脱獄回で旧鼠がかまいたちに取り入ろうとして失敗し、ねずみ男の手腕で契約をとりつけた後。
契約完了してるなんて知らないから、ただ旧鼠がしくじったって思って、おっかなびっくりしながらひとりでかまいたちのところに乗り込む。
鬼娘、少し頭は弱いけどがんばり屋の女の子で、顔は可愛いし発育良好な方。ダークサイドにいるのが不思議なほどある意味少女漫画の主人公みたいなキャラ。

突然やってきて失礼ながら〜!ってよく分からない気づかいの言葉と共に泣きながら助けてって訴える。
私がたたかわなかったから、アルバイトで、おにいちゃんたちが、話が支離滅裂すぎて全然わからないので、とにかく一から話を聞くかまいたち。そろそろ寝る時間だけど、この子には乙女心センサーが反応している。
べそべそしながら、生い立ちからひとつひとつ話していく。鬼の兄たちを封印されてひとりぼっちのところを仲間にいれてくれたのがぬらりひょんたち。彼らと共に過ごし、資金源としてあくせく働いているうちに、大事な家族がとられてしまった。このままじゃまたひとりになっちゃう。寂しいのは嫌だ。

「おねがいセンセェ……!おじいちゃんたちのこと助けてください……ッ!お金なら稼ぐし、お金じゃないなら、できることならなんだってするから、だから……!」

もう、ひとりはやだぁ。

ズキュン

完全に撃ち抜かれた。突然訪れた少女マンガ的展開に、天にも昇る気持ち。お気に入りのコミックを読んだときのように鼓動が早まる。

「その依頼はすでに受けているよ」
「ほんと……?よかった…………」

かまいたちさん、ありがとう。鬼娘、安心して泣きつかれて寝ちゃう。
ぴゅあぴゅあな鬼娘にドボンしてしまうぴゅあぴゅあなかまいたちさんの話。
かまいたちさんって大人の色気で言い寄られることはあっても無垢な好意を向けられたことなさそうじゃん???

乗り込んできて大泣きして疲れて寝るってくそみたいなことした翌日にめちゃくちゃ恥ずかしがる鬼娘に、ンンッ(かわいい)ってなる。でも大人的にスマートに対応するし、なんなら寝床貸してるから鬼娘のかまいたち株価が天井知らずに鰻上ってる。

鬼娘的にかまいたちはめちゃくちゃ強くて頼りになって、とってもやさしいお兄さんだから好き。でもなんでかわからないけど時々怖い。
かまいたちは少女マンガ趣味で鬼娘過激派。ずっとなついててほしいし無垢であってほしいからほかの男は寄せ付けない。
comment (0)


prev | next


prev# | next