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「#幼馴染」のBL小説を読む
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2019/11/11 23:20

「散歩道 桜並木に二人きり」
「歩調あわずに遅れる王ドラ」
「あんまりです!おいてかないでくださいよ!」
「花見てるから遅れんだ、サクサク歩く」
「花見とは……?あなたが風を切って歩きすぎなんですよ……」

歩幅って言わない気遣いはする。

「風呂上がり 家に帰らぬ君を待つ」
「心も冷めて 残り湯も冷め」
「……私は冷めてませんよ」
「何も言ってないでしょうが」

待つのが得意な王ドラ。

「冷えきった 手をとり ポッケに忍ばせる」
「絡む指から 愛の灯火」
「…………!?」
「………………」

そんな句読めたのか、という驚愕の表情でみている王ドラと、詠んだら詠んだで気恥ずかしくなる主人公。
正直、遺体の手を切り取りました。くらいのこと詠まれると思っていた。
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