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2019/07/04 21:31

「私、王ドラ君がいなきゃほとんどダメみたい」
「そうですね」

あなたの家なのにもはや私のほうが物の場所をよく知ってますからね。ホラ、予備の電池はここです。勝手知ったると、迷うことなく棚の引き出しから単3電池を取り出してみせた。

「わぁ、すごい。ありがとう。また買っちゃうとこだったよ」
「無駄な買い物しなくてよかったです。1パックなんて一人暮らしじゃ1年かかっても使いきりませんからね」
「私きっと、王ドラくんがいなくなっちゃったら、生きていけないな……やだね、重い女だ私」
「私がいなくても生きていけるあなたじゃ、さみしいですね」
「じゃあ王ドラくん、私とずっと一緒にいてくれる?」
「泣いても離しませんよ。ずっと一緒です」

私のすべてはあなたのものなのだから、あなたのすべては私のものですよ。当然でしょう。

▼追記
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