2010/09/15 04:04
シキのところに連れ去られて一週間が経った。


ルフィ達は迎えに来ない。

何かあったんだろうか、
みんな無事なんだろうか、

心配すると同時に、仲間が助けに来てくれると信じて疑わない、守られることが当たり前になっている自分に驚く。


いつから、こんな考え方をするようになったんだろう。



一人で戦うことを決めて、
一人で戦ってきたあの頃と比べて、


強くなったのか、弱くなったのか。



左腕に光るブレスレットを握りしめた。

「ノジコ…ココヤシ村は、イーストブルーは…必ず守るからね。」



私の大切な人達、大切な思い出達が残る故郷。

笑って話せるような思い出ばかりじゃないけれど、昔のようにベルメールさんのことを思い出して泣いたりはしなくなった。
時間は確実に傷を癒して、過去を懐かしめるようになっていた。


今でも、ふいに考えることがある。


もしも、あの時にアーロンが来なければ

もしも、ベルメールさんが生きていたら


もしも、私が海賊専門の泥棒をやっていなければ



ルフィに出会うことは無かった?



ううん、それは違う。


私達が出会ったことを「運命」なんていう簡単な言葉で片付けたくはないけど。

きっと、何か大きな力で引き寄せられるように出会っていたと思う。







すべてのことに意味があるように。


出会うべくして出会った私達だから、どんなに距離が離れてても怖くはないよ。


一人で戦ってても、
もう一人じゃないから。



だから今度は、



私が、守る。



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いつも皆でワイワイやってるのに
たまにひとりぼっちになると、
いっぱい色んなこと考えちゃうよねっていう話。


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