a prologue [ 5/21 ]
うん。
僕はここまで頑張った。
誰も褒めてはくれないけれど、誰も怒ることはないと思えば、褒めてくれることに等しいと思う。
どうせ、僕の問題だから褒める怒るはあまり関係ないかもだけど………
僕は頑張った。
今まで、今日まで
日数にしてみれば、1095日
年数にしてみれば、3年
あぁ、こういえば短いのかもしれないけど、僕の短い人生の中で一番長い3年だったことは確かだ。
きっと彼には分からないことだろうけど
今日は僕の誕生日なんだ。
女々しいなんて、笑わないで。
でも…………笑ってくれた方が楽かも………うん。
笑ってください。
女々しいって言って
でも、大切なことだと思うんです。
誕生日って
相手を存在として……認めることだと思うから………
でも、彼は忘れてると思う。僕の存在ごと
きっと彼にとって僕はただの家政夫なんでしょう。
まぁ、本当のことなんで何にも言えないんですが。
僕は頑張った。
だから、もういいでしょ?
逃げてもいいでしょ?
ねぇ、ハヤテ
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