小説2
- ナノ -





しかしサクラが我愛羅と一夜を共にしているとは露知らず、男たちは酒の席でアレコヤコレヤと騒いでいた。

「だから!僕はどーしても知りたいんです!サスケくんとサクラさんの関係を!」
「別に何でもねえよ…サクラとは…」

ロック・リーの声が木霊する中、そこには珍しくサスケの姿があった。
たまたま木の葉に立ち寄っただけなのだが、運悪く居酒屋に向かう男たちに捕まり、今こうして酒を共にしていた。

「そんなわけねえだろ?!だってよー、サクラちゃんってばずーっとお前のこと好きだったんだぞ?」
「そうですよ!どれだけ僕やナルトくんがアタックしても蝶のように躱されてきたというのに、君ときたら…!」
「いや…そう言われてもだな、本当に俺とサクラはそんな関係じゃねえんだよ」

サスケを囲んでいるのはナルトとリーだが、他の席には最近テマリに快い返事をもらったばかりのシカマルと、未だ彼女おらずのキバ、カンクロウがいた。
今日はそもそも砂隠の三姉弟が公務と休暇を兼ねて遊びに来ていた。

我愛羅は当然公務なのだが、テマリはその護衛。カンクロウは休暇を利用し木の葉の温泉に来ていた。
その帰り道ナルトに捕まり、今こうして酒の席につきあっているわけである。因みにテマリは残念なことに綱手に捕まり、きっとどこかで酒を飲まされている頃だろう。
シカマルは助けに行きたい気持ちもあったが、そもそも男たちと飲みに行くことを随分と前から約束していたため今更抜けるのは難しい。
それにテマリはシカマルに助けられるのをあまり好まない。もし二日酔いに困っていたらその時は薬でも差し出せばいいかとのんびり酒を傾けていた。

「しかしよー、それで言うなら俺も我愛羅のこと分かんねえじゃん。アイツ秘密主義だし」
「んあ?そういや俺も聞いたことねえってばよ」

初めこそヒナタと付き合いだしたナルトに注目が集まっていたが、酒が進むにつれ話はコロコロと変わり、テンテンはどうだとかいのはどうだとか、サクラはどうだとかという話になっていたのだ。
そしてそこにサスケである。サクラの話で暫く盛り上がったのは言うまでもない。

「案外我愛羅もサクラのこと好きだったりしてな〜」

カンクロウからしてみれば何となしの冗談ではあったのだが、酒が入った男とは面倒なことこの上ない。
それを耳にしたナルトとリーは何だってぇえ?!と声を荒げ、サスケに至っては面白くなさそうに顔を歪めた。

「おいそれマジか?!マジか?!?!」
「いや落ち着けよ!冗談に決まってんだろ?!」

流石に胸ぐらを掴まれ顔を寄せられれば、カンクロウの酔いとて吹き飛ぶ。
詰め寄るナルトを引きはがしつつ冗談だと連呼するが、何故かリーだけは真剣に腕組みをし、首を傾けていた。

「いやでも…何だかここ最近の我愛羅くんからは男の余裕と言うものを感じます…まるで愛する人を手に入れたかのような、漲る自信と言うんでしょうか…」
「はあ?何だそりゃ。それとサクラに何の関係があるんだよ」

酒を傾けつつ、ちゃっかりサクラのことになると首を突っ込むサスケにナルトがジトリとした瞳を向ける。

「なぁーんだよサスケェ〜。お前も何だかんだ言ってサクラちゃんのこと気になってんだなぁ〜、このスケコマシっ」
「あ?!んなわけねえだろ!何勘違いしてんだこのウスラトンカチ」

始まる懐かしい口論にリーだけでなく、店員に追加注文を終えたシカマルやキバも頬を緩める。
しかしリーは結局のところサクラのことが気になるらしい。ナルトとサスケの喧嘩に入り込むと、結局、と丸い瞳をサスケに向けた。

「サスケくんはサクラさんから何かしらのアタックを受けたことはないと、そう言っていいんですね?」
「あ?ああ…戦争が終わってからは特にねえよ。ただの友達、って感じだぜ」

サスケが思い返す限り、サクラはいつだってサスケを笑って受け入れてくれた。
初めはその笑顔の中に寂しさを感じ取ったが、最近では慣れたのか、それとも隠すのが上手くなったのか、自分に寂しさを向けてくることはなくなっていた。
しかしそんなサスケに向かい、シカマルがちょっと待てよと声をかける。

「そういやこの間パックンが言ってたんだが…」
「パックン?カカシ先生の?」

シカマルは火影室によく足を運ぶため、カカシの代わりにあちこち歩き回るパックンとよく言葉を交わしていた。
そこでふと気になる言葉を聞いていたのだ。

「“最近サクラから男の匂いがする。薄まっているから誰のかは断言できんがな”とかなんとか…」

言っていたような気がする。
と続けようとしたシカマルは、しかし目の前に広がる男たちの絶望に満ち満ちた表情を前に息をのんだ。

「さ、サクラさんに…男…?」
「サクラに男…だと…?」
「え…マジで…?マジで…?え?嘘だろ?サクラちゃんに男…?」
「いや…お前らちょっと落ち着けって…」

リーはともかく何故ナルトまで、と言いかけたシカマルではあったが、キングオブお祭り男ことキバはそういやそうだなーと軽くそれを肯定したのだった。
普段ならそれとなく空気を読むくせに、何故今日に限ってとシカマルは舌打ちしかけ、キバが既に酔っていることに気付いた。

「俺様の勘が言うにはだな、相手はズバリ!」
「ズバリ?!」
「ズバリ、誰だ?!」
「教えろよ、キバ!」

身を乗り出す男たちにキバはニヤリと口角を上げると、相手は、と続けたところで明るい声が割り込んできた。

「お待たせしましたー。生二つと串揚げ追加でーす」

だあ、と店員の登場に崩れる男たちではあったが、更にタイミング悪く表れた人物に頬を引きつらせるのであった。

「あっはっはっは!何だお前たち!男ばかりで集まりおって、むさっ苦しいことこの上ないな!」
「綱手のばーちゃん…」

現れたのは酒瓶を片手に赤ら顔で笑う綱手と、疲れた顔をしたシズネとテマリであった。
思わずシカマルが大丈夫っすか、と声をかければ、テマリは小さくおう、とだけ答え、シズネもええ、としか答えなかった。
そんな二人を余所に綱手はナルトの傍に腰かけると、持ち寄った一升瓶を豪快にテーブルに置き、酒を傾ける。

「で?何の話をしてたんだ?健全な男子らしく女の話か?」

誰だこのデリカシーのない女を連れてきたのは。
サスケの発する空気からそう読み取ったシカマルではあったが、シズネ曰く綱手のセンサーが何かを捕えこの店に来たらしい。
女の勘とは恐ろしいものであると少々ズレた感想を抱きつつ、シカマルはテマリを隣に座らせた。

「で?実際お前たちは何の話をしてたんだい?」
「別に。なんてことねえ与太話っすよ」
「ふぅん?」

実際そんなに興味がないのだろう。
テマリは軽く男たちを見やった後、カンクロウに視線を定めた。

「カンクロウ、我愛羅は?」
「ん?ああ、我愛羅なら先に宿で休んでるってよ。何か今日は疲れたらしいじゃん」
「疲れた?あの子が?珍しいな…」

実際の所我愛羅は宿に戻る途中でサクラの勤め先に足を向け、帰宅途中であったサクラを誘いアパートに転がり込んだわけなのだが、カンクロウが知る由もない。
テマリは最近の我愛羅の上機嫌さに引っかかる部分を覚えてはいたが、それもナルトに会えるからだろうという結論に達し、あまり疑問を抱かなかった。

「ま、アイツも人の子っつーことですね」
「当たり前のこと言うんじゃないよ」

からかうシカマルの太ももを抓り、痛がるシカマルを尻目にテマリは立ち上がった。

「じゃあ私も宿に戻るよ。あとは頼んだぞ、シカマル」
「え?!俺っすか?!」

綱手にアレコレ話を引っ掻き回され騒ぐ男たちを尻目に、テマリはさっさと店を後にすると宿に向かって歩き出す。
シカマルは出来れば帰りぐらいは一緒にしたかったと肩を落としつつ、騒がしい面々に視線を向ければ、話題の中心は再びサクラに戻っていた。

「何?!サクラに男だと?!」
「そうなんだよ。ばあちゃん何か知らねえ?」
「特には聞いてはいないが…」
「キバくん、さっきの話は本当なんです?」

どうやらキバは先程の答えを男たちに告げていたらしいが、サスケに絞められておりシカマルは聞けなかった。

「だから!俺じゃねえつってんだろバカか!」
「いでででで…ぎ、ギブ…」

しかし聞くまでもなさそうだ。
きっとキバは相手はサスケだと言ったのだろう。額に青筋を浮かべたサスケは息も絶え絶えなキバを床に放ると、リーたちの会話に交ざっていった。

「つーかそもそも、サクラの何がそう変わったって思うんだよ。お前らは」

サスケの疑問は最もだった。事の発端はリーが最近サクラの雰囲気が変わった気がする。という一言からだったのだが、それに賛同する声が多かったのだ。
普段里を離れているせいでサクラの変化に疎いサスケが何故そう思ったのかを問いかけると、当然の如くリーが説明をし始めた。

「サクラさんは昔からお綺麗でしたが、ここ最近はそれに拍車がかかっているといいますか…」
「それにここ最近の話なんだけどよ、髪がツヤツヤってして、唇がぷるぷるってして、前よりもずーっといい匂いがして…いのはおっぱいが大きくなってるって話してたからよ、男でもできたんじゃないか、って」

サクラのことは意外と見てます、と言わんばかりの二人の発言は信憑性が高く、そこにいのの発言も含めれば疑う余地はないだろう。
サスケは成程、と頷いた後リーに視線を向けた。

「で?実際はどうなんだよ?」
「残念ながらサクラさんのガードは高く…」
「相変わらずの鉄壁防御だってばよ…」

あれではまるで我愛羅の絶対防御だと呟くナルトたちに、カンクロウもそう言えば、と最近の弟の様子を思い出していた。
何時頃からかは忘れたが、妙に我愛羅が女性に騒がれやすくなったのだ。
くノ一たちにそれとなく話を聞いてみれば、昔に比べ微笑みが多くなったとか、余裕を感じるとか、色気が増したとか、何だかそんな理由で大いに人気を集めていた。
しかし当の本人は相変わらず一人ライフを貫いており、自由気ままに植物と語り合う日々だ。

だがここ数年で気付いたことがる。
昔からそうだと言えばそうかもしれないが、やたらと木の葉に行く時だけテンションが高いのだ。
いや、高いと言っても騒がしいわけでも、饒舌になるわけでもない。ただ何と言うか、空気で分かるのだ。楽しみにしていることが。

「いや、でもまさかなぁ〜。我愛羅がサクラに惹かれるなんてことねえだろうし…」

我愛羅とサクラはあまり多くを話さない。
勿論サクラが砂隠に来た時、我愛羅と言葉を交わす姿を見たことがないわけではないが、仕事の話をする二人から情熱的な視線のやり取りを感じたことはなかった。
だからこれは考えすぎたよな、とカンクロウが考えたところで綱手がグラスを強くテーブルに叩きつけた。

「よし!では今からサクラの所に乗り込むか!」
「ええ?!本気ですか、綱手様?!」
「はあ?!何言ってんだよばあちゃん!」
「非常識にもほどがあるぜ…」
「そうですよ綱手様!」

驚くシズネや呆れる男たちをよそに、綱手は何を言っている。と豊かな胸を張っている。

「お前たちがうじうじ悩んでいても何も変わらんだろう!男が忍び込むと言えば夜に決まっている!さあ行くぞ!!」
「いやいやいや!落ち着けってばあちゃん!」
「そうですよ綱手様!もしサクラさんが寝てたとしたらすごく迷惑ですよ!」

必死に綱手を止めるナルトとリーではあるが、綱手は離せ離せと騒ぎ倒す。

「お前たちそれでいいのか!もし今頃サクラが見知らぬ男と逢引を交わしていても、お前たちは許せるのか?!」
「いや、許すも許さねーも、サクラちゃんがその人のこと好きだ、っつーなら止められねえし」
「相手にもよりますが、任せることが出来る相手であれば別に文句は…」

ナルトとリーはそれっぽい理由を述べて反論するが、しかし綱手は甘い!と男二人を切り捨てると、黙って酒を傾けていたサスケに目をやった。

「お前はそれでいいのか?ずっとお前を追いかけ続けてきたサクラが、今更他の男に取られてもいいと言うんだな?」
「…サクラの人生はサクラのものだ。俺のものじゃない」

静かな口調は粛々とその場に響き、霧散していく。
しかしナルトは憐れむような瞳をサスケに向けると、ゆっくりと人差し指をサスケに向けた。

「お前、貧乏ゆすりすげえけど?」

本当は動揺してんじゃねえの?
と続けるナルトに、サスケは鋭く舌打ちするだけだった。


一方酒盛り現場がそんなことで盛り上がっているとは露知らず、我愛羅とサクラは熱い夜遊びを終えた所であった。

「はあ…すごかった…」
「ああ…最高だ…」

互いに体をほどよく湿らせ、情事の名残を至る所に残しながら熱い吐息を交わしあう。
果てたからと言って急激に冷たくなるような男ではない我愛羅は、うっとりと枕に頬を当てるサクラの乱れた髪を指先で払うと、なだらかな額に口付けを落としていく。

「とても色っぽかったぞ、サクラ」
「ええ…我愛羅くんも…素敵だった…」

我愛羅の熱く硬いもので貫かれる悦びはたまらない。実際サクラの体は未だ余韻に浸っている。
幾度となく味わわされたオーガズムによる疲労よりも、全身に広がる幸福感の方が今は勝っている。
このまま我愛羅の腕の中で眠り、朝日を浴びることが出来れば最高だと汗ばんだ我愛羅の二の腕に頭を乗せた所で、突如我愛羅の瞳が冷たく光った。

「誰か来る…」
「え?」

その一言でサクラも一気に現実に引き戻される。
耳を傍立てれば確かに男たちの声に合わせ、女性の声も聞こえてくる。
もしこのアパートに住まう住人ならそこまで警戒することはないのだが、どうもそんな感じはしない。
どうかこのまま通り過ぎてくれますように、と祈ってみるが、サクラの思いとは虚しく声も足音も徐々に近づいてきた。

『…から…って…』
『い…ら…し…かに…』
『……ろ…だぞ…』

何だか妙に聞き覚えのある声が複数…
二人は同時に背中に汗を流しながら咄嗟に床に放り投げた衣服を拾い上げ、それを頭から被る。

「何かサスケくんの声が聞こえた気がするんだけど冗談よね?」
「俺にはナルトの声が聞こえた。アイツはこんな夜中にお前の家に来るような男だったか?」
「ないわよ、そんなこと!アイツそこまで非常識じゃないもの!」

折角情熱的で素敵な夜だったのに、と汗だけでなく涙も流しつつ、唇を噛みしめるサクラの部屋の前で気配は立ち止まった。
やはり自分たちに用があったのだ。
互いに視線を合わせた二人は咄嗟に消臭剤を振りまき、我愛羅は台所の換気扇を回した後窓を開け、そのまま浴室に逃げ込んだ。



「なぁ…やっぱり行くの?」
「ここまで来て今更“やめよう”は無しだろ」
「ですがもしサクラさんが寝てたとすると、やっぱり僕たちすごく非常識ですよね…」
「ええい、いつまでも騒ぐな!行くぞ!」

ピンポーン、と掠れた音が部屋に響く。
サクラはベッドにコロコロをかけた後それを枕の下に放り込み、そのまま寝たふりをする。

「…やっぱり寝てんじゃね?夜中だし」
「電気もついてないですしね」

諦めて帰ろうぜ、と零すナルトとリーではあるが、反対にサスケと綱手は何かおかしいと眉間に皺を寄せていた。

「ちょっと待て。アイツはあれでも一応忍者だ。音に反応しないなんてそんなことありえるか?」
「ああ…例え爆睡していたとしても私の教え子だ。起きているに違いない。だが何故だ?気配が感じられんぞ…」

ドアに耳をピタリと当て、様子を窺う綱手とサスケを称するなら行き過ぎた過保護だ。
ナルトとリーは流石にサクラが可哀想になってきたが、この二人を止める術を見つけることが出来なかった。
とにかく今は二人の気が済むまで付き合ってやろうとドアの前に立っていると、何を思ったのか、綱手は再度ドアフォンに指を押し付けた。

「ちょ、ばあちゃん…!!」

案の定ドアの向こう側ではピンポンピンポンピンポンと連続してチャイムの音が響いている。
流石にこれはやりすぎだろうとサスケも止めようとしたところで、玄関の扉が勢いよく開いた。

「うるさーい!一体何時だと思ってんのよ、このバカ!!!」

飛び出してきたサクラは最初ナルト達が連打しているのかと思っていたが、実際ドアフォンに指を押し付けている人物を見つけ青ざめた。

「し、師匠…」
「何だ、やはりいるではないか」

しかし綱手はケロリとした顔を見せるとサクラに近づき、扉に手をかけるとにっこりとほほ笑んだ。

「サクラ」
「は、はい…?」

綱手の体や口からは酒の匂いがする。ああ、これは酔っているんだなとサクラが思った所で綱手が鼻を鳴らした。

「…男の匂いがする…」
「ええ?!」

綱手の言葉に反応したのはサクラでなくナルトたちだ。
しかしサクラの格好は至って普通の寝間着姿で、少々髪が乱れているのは先程まで寝ていたせいだろうと思っていた。
だが綱手はサクラが嫌がるのを無理やり押しのけ部屋に入ると、電気をつけ辺りを詮索し始めた。

「おかしいな…確かに男の匂いがしたんだが…」
「や、止めてくださいよ綱手様!お願いですから〜!!」

普段の綱手であればこんな非常識な行動はしないだろう。しかし酒でリミッターが外れたせいか、それとも過保護スイッチがオンになったのか。
ふんふんと鼻を鳴らしつつ部屋中を探す綱手にサクラは涙交じりで男たちに訴えた。

「皆も手伝ってよ!」
「お、おう!任せろってば?!」
「はい!」

サクラの懇願にナルトとリーはすっ飛んでくるが、サスケだけは悠々と玄関を潜り、綱手を抑えつけるサクラの背後に近寄ると寝巻の襟を掴んだ。

「うぐっ?!」
「サクラ」
「げほっ、え、なに?サスケくん、」

突然後ろ首を引っ張られれば流石に噎せる。ゴホゴホと咳を零すサクラがサスケに視線を流せば、冷たい眼差しはサクラのとある一点を見つめていた。

「キスマーク、ついてんぞ」

当然その場はその一言によって凍りつく羽目になり、サクラはサクラで容赦なくサスケの頬に平手打ちをした。




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