小説
- ナノ -


海行こうぜ!


海に行こうぜ!編
※中途半端なところで終わってます。


ナ「夏休みだぜ!海行こうぜ海!!」
キ「おー!いいなぁ海!」
シ「今年はクラゲも少ないみたいだぞ」
ナ「よし!じゃあお前ら海行くぞ!!」
我「パス」
サ「パス2」
ナ「ってうぉい!!何でだよ!!」
我「泳げません」
サ「焼きたくありません」
キ「てめえは女子か!」
シ「そういえば我愛羅はカナヅチだったな…」
ナ「あ?そうだっけ」
サ「バカかお前。こいつ毎年プール見学だろうが」
我「YES日陰NOプール」
キ「何言ってんだお前バカかw」
ナ「あー、だからお前体育ん時見かけねえのか」
キ「大概保健室にとんずらしてるか木陰でぼーっとしてるよな」
サ「その代り毎年すげえ量のレポート書いてるけどな」
ナ「いやそこはどうでもいいけどよ、いいじゃねえかよ別に。25m計るわけじゃねえしさ」
我「嫌だ」
シ「頑なだな」
サ「俺も嫌だ」
キ「てめえは日焼け止め塗ってこいや」
サ「ふざけんな!ウォータープルーフの日焼け止めがどれだけ肌に悪いと思ってやがる!」
キ「てめえはどこの女優だよ!」
ナ「いーから全員強制参加だ!父ちゃんの車で迎えに行くからな!居留守使うなよ!!」

というわけで

ナ「海キター!!!」
キ「イヤッホーウ!!やっぱ夏と言えば海だよな!白い砂浜!青い海!くーっ!夏だぜ!!!」
ナ「あと水着の姉ちゃんな!!」
シ「欲望丸出しだな」
ミ「はは…ナルト達は楽しそうでいいけど、二人は大丈夫?」
我「…暑い…(どんより)」
サ「日差し強ぇ…(げんなり)」
ミ「(うーん、高校生男児にあるまじき姿だな…)」
ナ「父ちゃん!父ちゃんも泳ぐだろ?!」
ミ「え?!えーと、そうだなぁ…」
キ「え、まさかミナトのおじさんも泳げないんすか?!」
ミ「いや泳げるよ!泳げるけど、荷物番がいるだろう?」
我「挙手!」
サ「挙手!!」
ナ「我愛羅却下!」
キ「サスケも却下!!」
ミ「ははは…じゃあ交代で番をしよう。それならいいだろう?」
ナ「ちぇー。じゃあ先に俺とキバとサスケな!」
サ「は?!ふざけんな!俺は行か、ねえええ?!!」
ナ「行くぜサスケー!!」
キ「波が俺らを呼んでるぜええええ!!」
サ「離せコラアアアアアア!!!」

我「…ナルトと別でよかった…」
シ「まったくだ」
ミ「あはは…とりあえず僕たちはパラソルを立てて荷物番をしようか」
我「はい」
シ「シートとパラソルはトランクですか?」
ミ「ん、今開けるよ。それと我愛羅くん」
我「はい?」
ミ「中学教師として、君には僕が泳ぎを教えてあげるから心配しなくていいよ」
我「…どうも」

一方

ナ「いよっしゃー!とりあえず泳ぐぜ!」
キ「どっちが先にサスケの所につくか競争だぜ!!」
サ「何で俺がゴールにならなきゃいけないんだよ!!」
ナ「えー、だってお前泳ぐの嫌だ、つーからよ」
キ「優しい処置じゃねえか」
サ「どこがだよ!一人待たされるこっちの身にもなれ!」
ナ「おーしキバ!サスケきゅんが一人じゃさびしー!って叫んでるから、早くやろうぜ」
キ「そうだな!サスケきゅんは繊細でロマンチックハートだからな!」
サ「てめえら沈めんぞ!!」
ナ「ほらサスケー!早く合図しろよー!」
キ「公平にだぞー!」
サ「うるせー!いいから早く来い!!」
ナ「何だよ、あいつマジで寂しがり屋だな」
キ「プルプル震えてる気がすんのは気のせいじゃなかったんだな」
サ「気のせいに決まってんだろ!いいから早くしろ!」
ナ「だから早く合図しろってー!」
キ「よーい、ドン!でいいからよ」
サ「っ…!よーい…」
ナ「おっ」
サ「スタート!!」
キ「先手必勝!!」
ナ「負けるか!!」
サ「(何で俺がこんなことしなきゃならねえんだ…!)」


ミ「おぉーやってるやってる」
シ「凄い水しぶきだな…」
我「(俺じゃなくてよかった…)」
ミ「さて、僕たちは荷物の整理も終わったし、海に入る準備でもしようか」
シ「我愛羅、浮き輪に空気を入れるといい」
我「…入りたくない…」
ミ「まだ言ってるのかい?大丈夫、無理やり浮き輪を取ったりしないから」
我「そうではなくてですね…」
シ「もしや浮き輪ではなくバナナボートがよかったのか?」
ミ「成程!だったらイルカさんとかワニさんも貸出できたはずだよ!」
我「誰もそんな心配していません」


ナ「ぶっは!!」
キ「げっほげほ、サスケ!どっちが早かった?!」
サ「…っ、てめえらの水しぶきのせいで殆ど見えなかったよ!つーかこっちにもかかったじゃねえか!」
ナ「んだよー、視力悪ぃなぁ」
キ「しっかりしろようちはー」
サ「うるせえよ!うちは関係ねえだろ!」
ナ「そんなんじゃてめーんとこのマダラ爺さん泣くぞ。ひ弱なガキだーって」
キ「綱手先生とこの柱間のおじんだったら笑ってそうだけどな。“子供たちはまっこと元気ぞ!”ってな」
サ「んなこたぁどうでもいいんだよ…俺はもう上がるぞ」
ナ「えー、全然泳いでねえじゃねえかよ」
キ「そんなに嫌なのかよ」
サ「そもそもだな!俺はまだ日焼け止めを腕と顔にしか塗ってねえんだよ!」
ナ・キ「女子か!!」


ミ「あれ?サスケくんもう上がってきたの?」
サ「日焼け止め塗り忘れてて…」
シ「流石だな、うちはの女子力」
サ「てめえらうちはを何だと思ってやがる!」
ミ「あはは…じゃあ僕たちも行こうか、我愛羅くん」
我「え」
シ「大丈夫だ、ミナトさんは悪ふざけなどしない」
サ「何だよ、そんなに水嫌いなのかよ」
我「…」
ミ「…もしかして、何か嫌な思い出があるとか?」
我「いや…その…」
サ「何だよ言ってみろよ。笑わねえからよ」
シ「カナヅチ克服の一歩になるかもしれないぞ」
ミ「そうそう。内容によっては僕も教え方を変えるからさ」
我「うっ…その…俺がまだ小さい頃なんだが…」
サ「おう」
我「まだ浮き輪にしがみついてた頃、足を引っ張られて溺れかけたことがあってな…」
シ「…それは…」
ミ「トラウマになっても仕方ないねぇ…」
サ「相手が誰か分からなかったのか?最悪訴えたら勝てただろ」
我「いや、訴えることは流石にできなかった」
ミ「どうして?」
我「相手が実の兄だったからな」
サ「カンクロウかよ!!!」


ナ「おっ、あれ父ちゃんと我愛羅じゃね?」
キ「おー、先生とカナヅチくんの授業開始かー」
ナ「おーい!我愛羅ー!大丈夫かー?!」
ミ「ナルトが気づいたみたいだね」
我「無理無理無理無理」
ミ「ちょっ、散歩に行きたくない犬みたいな抵抗しないの!」
我「無理無理無理無理」
ミ「頑張れ!我愛羅くんならいける!!もう小さい子供じゃないんだからいけるって!」
我「もうセミになりたい…」
ミ「何で蝉?!ダメだよ、蝉なんて一週間しか生きられないよ!」
我「土の中で過ごすからいい…」
ミ「ダメだって!折角の人生を薄暗い闇の中で過ごしちゃいけません!もったいないよ!」

ナ「おー…何かすげえ我愛羅が抵抗してる…」
キ「あんなにテンション薄暗さMAXの我愛羅見んの初めてだな…」
ナ「つかサスケまで出てきたぞ」

サ「おい我愛羅お前何やってんだ」
ミ「サスケくん…」
我「おうちかえりたい…」
サ「てめえは引きこもりのニートか。しっかりしろ、俺も一緒に行ってやるから」
ミ「サスケくん…!」
サ「荷物番はシノに任せてるからとにかく行くぞ。ナルト達がちょっかいかけてきたら助けてやる」
我「…」
ミ「ほら我愛羅くん、サスケくんも一緒に練習してくれるっていうんだから、もう少し頑張ってみよう?」
我「うう…水こわい…」
サ「大丈夫だって、別にお前のこと食ったりしねえよ」
我「ふざけるな、年間どれほどの海難事故が起こっていると思っている」
ミ「そ、それはそういう天候の元起きる物だったり、船による事故だったりするもので…」
サ「教師のミナトさんがいるんだ、てめえが溺れる前に助けてくれるから安心しろ」
我「…」
サ「ぐずぐずすんな、男だろ」
我「…女の子にうまれたかった…」
ミ「もう…本当に水が嫌いなんだなぁ」
サ「はぁ…お前女になんかなってみろ。今度は水着がどうの日焼けがどうのとかで喚くことになるんだぞ」
我「日焼けは今のお前も一緒だろう」
サ「うるせえ!俺は肌が弱くて皮が剥けるから塗ってんだよ!」
ミ「ははは、大丈夫。最初は浅いところで練習するから。さ、立って」
サ「おら、行くぞ」
我「…溺れ死んだら呪ってやる…」
ミ「大丈夫だよ、何があっても助けるから」
サ「呪う力があるなら生き残る方に力出せ」

ナ「お、我愛羅来たな」
キ「大丈夫かー?アイツすげー顔色悪いぞ?」
ナ「行ってみるか?」
キ「あ?何かサスケがこっち近づいてきたぞ」
ナ「どうしたサスケー?」
サ「今から我愛羅が泳ぎの練習すっから、お前らちょっかいかけんなよ」
ナ「んなことしねえよ!」
キ「そこまで性格悪くねーっつの!!」
サ「一応だバカ。そんなに食いつくんじゃねえ」
ナ「誰がバカだ!つか、そんなに我愛羅水ダメなんかよ」
サ「ああ、ガキの頃一回溺れかけたらしい」
キ「あー…そりゃトラウマになるよなぁ」
サ「だから今から水克服だ」
ナ「そっか。おーい!我愛羅ー!!頑張れよー!!」
キ「何かあったら助けてやっからなー!」
サ「(ふっ…心配なさそうだな)」

我「…何かが起こる前提で話さないでほしい…」
ミ「だ、大丈夫。ほら、もっとこっちおいで」
我「うう…もう無理…」
ミ「あと一歩!」

一時間後

キ「おーシノ。そろそろ交代しようぜ」
シ「ナルトは?」
キ「我愛羅ん所行ってから来るってよ」
シ「思ったより早い段階で先に進んでいるな」
キ「記憶の頃と違ってデカくなってるからだろ。我愛羅もなんだかんだで負けず嫌いだしな」
シ「そうだな…」
キ「でもあの我愛羅が浮き輪してるところ…ぶくく…似合わねー!!」
シ「確かに」
キ「なーんかちっさいガキ見てるみたいでよー、危なっかしくてしょーがねえわ」
シ「妙に可愛くもあるがな」
キ「バタ足の練習してる時とかな!」
シ「アレは可愛かったなwww傍目で見てても微笑ましかったぞ」
キ「しかも相手がミナトのおじさんだもんなー。何か空気が柔らけーんだよな」
シ「確かにな。それにサスケもよく面倒を見てる」
キ「おー、あいつ末っ子の癖に妙に面倒見いいよな」
シ「兄貴ぶりたいんだろう」
キ「ひでえwww」

ナ「おーっすシノ、熱中症とかなってねえかー?」
キ「珍しいな、お前が熱中症とか言い出すなんてよ」
ナ「うっせ。まぁ父ちゃんから聞いて来いって言われたから聞いただけなんだけどな」
キ「だと思ったよw」
シ「お前たちが荷物番だと不安だな…」
ナ「んだとコラァ!」
シ「水着姿の女性に目が釘付けになって荷物から目を離す確率90%だからな」
キ「ほぼ釘付けじゃねえか…」
ナ「失礼な!そりゃー水着の姉ちゃんたちは目で追っちまうけどよ、流石に皆の荷物からは目ぇ離さねえっての!」
シ「だといいが…一応サスケも呼んで来よう」
ナ「全然信用してねえじゃねえか!」
キ「つかそろそろ昼だろ?泳ぐ前に飯食ったほうがよくねえか?」
シ「それもそうだな。ミナトさんたちを呼んでこよう」


ミ「よーし、我愛羅くん上手いぞ!」
我「はぁ…はぁ…もうダメだ…」
サ「ミナトさん、そろそろ休憩にしましょう。太陽の位置が大分ずれてきてます」
ミ「ん!本当だね、初めてにしては上出来だよ我愛羅くん!」
我「そうですか…」
サ「顔も浸けれるようになったしな」
我「おぉ…」
ミ「流石に疲れたかな?僕たちが足がつくところまで連れて行ってあげるよ」
サ「ちゃんと浮き輪に掴まってろよ」
我「すまん…」
ミ「お昼ご飯を食べて少しゆっくりしたら続きを頑張ろう」
サ「おい、ちゃんと掴まれって」
我「…疲れた…」
サ「ちっ…仕方ねえなぁ…ほら、手ぇ繋いでやるからもう少し頑張れ」
我「おう…」
ミ「(何だか兄弟みたいで微笑ましいなぁ)」


ナ「父ちゃーん!我愛羅ー!飯食おうぜー!!」
キ「つか我愛羅大丈夫かよ。フラフラじゃねえか」
シ「捕まった宇宙人みたいになってるな」
我「誰が宇宙人だ昆虫野郎」
ナ「まさかの激おこ」
シ「すまんかった」
我「よろしい」
ナ「ほら我愛羅、とりあえず先に水分補給しろ。ずっと泳いでたんだろ?」
我「すまん」
ミ「(ここにもお兄ちゃんが一人…)」
シ「ミナトさんもどうぞ」
ミ「ん?ありがとう」
サ「俺にはねえのかよ!」
キ「自分で取れよ!子供じゃねえんだから!」

我「キバ、俺はお前の中でどんな立ち位置なんだ?」
キ「え?あー…目が離せねー弟みたいな?」
ミ「(やっぱりかー)」
サ「大体お前がいつもぼけーっとしてるから悪ぃんだ」
我「シカマルだってぼーっとしてるだろう」
キ「シカマルはいいんだよ、爺だから」
ナ「ぼーっとしてねえシカマルなんてシカマルじゃねえよ」
サ「シカマルからぼけっとしてる所抜いたら後に何が残ると思ってんだよ」
我「酷い言い草だな」
サ「つか飯食おうぜ」
ナ「おー、母ちゃんが皆にって弁当作ってくれたんだよ!」
ミ「クシナの料理はおいしいよー!」
キ「(出た愛妻家…)」
サ「(流石世間でも有名な家族バカなだけはある)」
シ「(親子そろって母親が好きなんだな)」
我「ぽかりうめえ」
キ「よかったな」


ミ「さ、皆遠慮せず食べてね」
ナ「我愛羅、から揚げあんぞ!」
我「おお」
サ「肉より先に野菜食え」
キ「バカやろう、まずは米だろ米、ほらおにぎり」
シ「キバ、炭水化物は最後で野菜を先に摂る方が体にはいい」
ミ「はは…(皆お兄さんだなぁ…)」
我「お前たち、アレコレ乗せてくれるのは有難いが一度でそんなに食えるか」
ミ「いや、一度で食べなくていいから!小分けしてゆっくり食べよう?!」
ナ「んじゃあ、いっただきまーす!!」
キ「おっ、タコさんウィンナー発見!」
シ「こっちはカニさんがいるぞ」
サ「手が込んでんな。プチトマト貰うぞ」
ナ「てめえは本当にトマトだな、このトマト野郎」
サ「うるせえ、トマト舐めんな」
ナ「舐めてねえよ、トマトは齧るもんだろうが」
サ「その意味じゃねえよ!」
ミ「はいはい、喧嘩しないの」
我「mgmg」
ミ「我愛羅くん美味しい?」
我「はい」
ナ「ほらー、我愛羅は素直でいい奴だってばよ」
サ「誰も不味いだなんて言ってねえだろ」
ナ「一番最初にトマト食う奴の言うことなんて信じられっかよ」
サ「めんどくせーなてめえは!」

キ「ウィンナーうめえ」
シ「煮物も味が染みてて美味い」
我「mgmg」
ナ「ほらほらー、皆母ちゃんの料理美味いってよー」
サ「キバはウィンナーだろ?!既製品じゃねえか!」
キ「いや、ほら、焼き加減が絶妙でよ…タコさんの足の開き加減見てみろよ、芸術だぜ?」
サ「てめえは何キャラ目指してんだ!」
シ「我愛羅、つくだ煮も美味いぞ」
我「米と合いそうだな」
サ「てめえらは何爺婆みてえな会話してんだ!」
我「まさかの飛び火」
シ「落ち着けサスケ、カルシウムが足りてないぞ」
ナ「牛乳飲むか?」
サ「いらねえよ!」
我「小魚食え。ほらあーん」
サ「自分で食える!」
ナ「照れんなよー!サスケきゅん!」
サ「うぜえ!!」
我「そぉい!」
サ「もがっ!!?」
キ「突っ込みやがったw」
我「美味かろう」
ミ「はは…もう少しゆっくり食べようよ…」



苦労人のミナトさん+バカ男子で海に行く話が書きたかっただけなのに
何故かこんなに長くなってしまった…

ので、強制終了。(笑)

この後我愛羅くんは再びミナト先生と一緒に第二海戦に入り、ナルトとキバとシノは我愛羅くんたちが海から戻った後にビーチバレーに勤しむんだと思います。
その間ミナト先生は審判で、我愛羅くんは荷物番。ビーチバレーも楽しそうだなぁ。
でも会話文だと臨場感が湧かないので割愛です。

書きたいところだけ書いた駄作ですが、お読みいただきありがとうございましたー!m(_ _)m




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