小説
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長編の二人が一部我愛羅くんの所にタイムスリップ☆しちゃう話。
一部我愛羅くん→が(ひらがな表記)
長編我愛羅くん→我(漢字表記)


サ「わぁ、小さい頃の我愛羅くんだ!かわいい〜」
が「(何だこの危機感のない女は…!?)」
我「(オォウ…黒歴史…)(どんより)」
サ「うーん、やっぱり昔の方が人殺しみたいな目つきしてるわね。ね、我愛羅くん」
我「それは禁句だ」
が「貴様らは一体誰だ。何故俺の名前を知っている。それとそっちの男は何者だ(苛々)」
サ「わぁ、不遜な態度」
我「…どんな顔をすればいいのかわからない…」
サ「笑えばいいと思うよぉ」
我「無理」
が「いいから答えろ!(砂ザワザワ)」
サ「我愛羅くん短気は損気よ!」
我「お前に言われるとか屈辱…」
サ「なんですって?(ニッコリ)」
我「…すまん」
が「俺の質問に答えるつもりがないのなら…お前たちを殺す(ギロリ)」
サ「ほらー、怒っちゃったじゃない」
我「いや、多分初めからアイツ怒ってたぞ。というかそろそろ答えてやらねば本気で切れるだろうな」

サ「そう。じゃあ質問にお答えしましょう!」
が「御託はいいからさっさと答えろ(苛々)」
サ「私は未来のあなたのお嫁さんです!!」
我「…未来のお前だ」
が「…貴様らふざけているのか(苛々MAX)」
サ「当たり前のように信じてもらえなくてがっかりだわ」
我「いや、信じたらそれはそれでへこむ。俺が」
が「ふざけるのも大概にしろ。俺は本気で殺すぞ」
我「知ってる」
が「では答えろ!」

サ「うーん…本気で夫婦なんだけどなぁ…困ったわねぇ…」
我「ふむ…どうしたものか…」
が「そもそも夫婦だと?俺にそんな相手ができるとは思えない」
サ「あなた盛大にけなされてるわよ?」
我「なまじ自分自身だからその思いも理解できるんだが…生憎本気で事実何でな。ふざけようがない」
が「先程までの会話を聞かされて本気で俺がそう思うとでも?」

サ「手ごわいわねぇ…もう!どうしてそんなに卑屈なの!顔は今より可愛いのに!!」
が「!?」
我「…俺は格好いいから別に可愛さなど求めてない(ムスッ)」
サ「わー自分で言う?それ」
我「(ツーン)」
が「…貴様らと話をしていると頭が痛くなる…」

サ「え。やだ大丈夫?(手を伸ばす)」
が「っ?!(砂がザワリ)」
我「待て!」
サ「きゃっ?!」
が「俺に触るな…!!」
我「バカ、むやみに昔の俺に近づくな」
サ「でも心配なんだもん」
が「心配…?何故俺がお前なんかに…」

サ「何でって…そんなの決まってるじゃない。何たって未来の奥さんなんだから、あなたを心配しないはずないでしょう?」
が「…まだそんなふざけたことを…!!」
我「ふざけてなどいない。おかげで俺がどれだけ苦労したか語ってやろうか小僧」
サ「大変だったわねェ…殴られたり追い掛け回されたりデコピンされたり…」
我「ほぼお前の周りにいる男たちからは一発食らったしな」
が「…理解できん」
我「今は無理でもそのうち変わる。お前にも友ができ、守る人が増え、愛する女性と手を取る日が来る」
サ「ま、それがあたしなんだけどね」
が「…」

サ「多分もう出会ってるかもしれないけど…それでも、私と結ぶ未来をないがしろにしないで」
が「…信じられん(ムスッ)」
サ「ふふ、拗ねた顔は昔から変わらないのね」
我「(正直つらい…)」
が「…ならば証拠を見せて見ろ」
サ・我「証拠?」
が「お前が俺を好いていると言うのなら、相応のことができるだろう」
我「成程な。どうするサク、ラ」

サ「んー(おでこにチュー)」
が・我「!!!!!!!」
サ「口にはおっきくなってからね♪」
が「(硬直)」
我「(石化)」
サ「あれ?照れた?照れたの?かわいー!」

が「…ば、バカな…(真っ赤になりつつワナワナ)」
サ「あ、昔の方が色が白いから赤くなると分かりやすいわねー。可愛い〜」
が「っ!!!」
我「(未だ石化中)」
サ「んふふ〜これでわかったかしら?大きくなったらいっぱいチューしたげるわよ?」
が「あ、悪趣味だ…(ボソッ)」

我「さ…サクラ…」
サ「あら、ようやく脳内処理が追いついたの?最近鈍いわねー」
我「お、おま…お前何を、」
サ「何ってデコチューよ。流石にファーストキスだと危ないかなぁと思って」
我「俺には滅多にしないくせに…」
サ「する前にあなたがしてくるんだからしょうがないじゃない」

が「…人前でいちゃつくな鬱陶しい」
サ「あら、じゃあ私たちの言うこと信じてくれたの?」
が「…お前の言うことなら…少しは信じてやる…(真っ赤)」
サ「うん、ありがとう(ニッコリ)」
我「…騙されんぞ…その笑顔に騙されんぞ…」
サ「もー、大人げないわねぇ。しっかりしてよ」
我「許すまじ…しかし昔の自分とどう接していいか本気でわからん…」
サ「普通でいいのよ普通で」

が「…俺は将来そんな情けない男になるのか?」
サ「大丈夫、普段はきっちりしてるから」
我「情けないとは心外な。これでも立派な里お、もが(口を塞がれる)」
サ「(それは秘密!)」
が「…何だ」
サ「何でもないわよ。立派なお父さんっていう話」
が「…子がいるのか?」
我「超絶可愛いぞ(ガッツポーズ)」
が「…信じられん」

サ「うーん…言っていいのかわかんないけど本当にいるのよ」
が「…そう、なのか…」
サ「んふふ、可愛いわよ」
我「ああ」
サ「というわけだから、暫く元の世界に戻れそうにもないし」
我「里が心配だ」
サ「暫く小さい我愛羅くんのお世話になっちゃおうかな?」

が・我「!!!!!!?」

サ「よろしくね、我愛羅くん♪」
我「待て!そんなの許さん!!」
サ「何でよー昔のあなたでしょー?」
が「(石化)」
我「だからだ!幼い頃からお前に惚れて見ろ!!今より苦労するのが目に見えて分かって余計に辛い!!」
サ「…ああ…うん…そうかぁ…そういう考えもあったかぁ…」
が「…というか何故惚れること前提なんだ貴様は…」

我「俺がサクラに惚れない理由がないからだ(キッパリ)」
が「…」
サ「…うん、そう、ね…(恥ずかしい)」
我「お前を手に入れるのにどれほど苦労したと思ってる。殴られた拳の重さは一生忘れんぞ」
が「…殴られても惚れたのか?それほどいい女には見えないが」
サ「何ですって?(ニッコリ)」
が「だから、もがっ(口を塞がれる)」
我「何でもない」

サ「とにかく!これからは小さい我愛羅くんのお世話は私が見るから!あなたも手伝ってよね!」
我「…異議あり」
サ「却下します」
我「意義あり!」
サ「判決無罪!!」
が「何故裁判なんだ…わけがわからん…」
サ「とにかくこれからよろしくね、我愛羅くん♪(デコチュー再び)」
が「っ…!!!!(真っ赤)」
我「相手は子供…相手は子供…相手は子供…(ブツブツブツブツ)」
サ「前途多難ねー」

あー楽しかった。(笑)
でもこれだと大きい我愛羅くん暫く夜のあれこれは禁止ですね。ざんまああああああああああm9(^Д^)
小さい我愛羅くんにお風呂一緒に入る?って誘惑する人妻サクラちゃんと全力カバディで阻止する我愛羅くんとそれに対しどんな反応を取ればいいか本気で悩む小さい我愛羅くんな。
可愛い。
寝る時も川の字かなぁ…
寝れない小さい我愛羅くんは寝落ちたサクラちゃんの寝顔見てどうしていいかわからず悩み、爆睡する大きな自分を見て冷めた感情を抱くんだろうな。
で、最終的に夜更かしに付き合え、って大きい我愛羅くんが腹パンくらわされて起こされる。

我「…何だ(物理的ポンペナウ)」
が「俺の癖に寝れるとは生意気だ」
我「俺からしてみればお前が生意気だ」
が「昔のお前なんだろう」
我「間違ってはいないが、お前そんなに生意気でよく生きてこられたな」
が「ふん、お前が言うな。俺はお前の昔の姿なのだろう?ならばお前自身と言っても過言ではないと言うことだろう」
我「…すまん、眠いから聞いてなかった。もう一回いいか?」
が「チッ!(イラッ)」
我「…やばい…羊が…ひつじ…」
が「寝ろ!!」
我「zzzzzz」

が「…何故座ったまま頭を抱えた状態で寝れるんだ…器用を通り越して気持ち悪いぞ…」
我「zzz…」
サ「う…ん…しゃー!…なろー…」
が「…色気があるのかないのかよく分からん…(ほっぺつんつん)」
サ「んふふ…だめらよぉがーらくん…」
が「っ!」

我「見たぞ」
が「!!(ビクッ)」

が「き、貴様寝てなかったのか?!(心臓バクバク)」
我「貴様サクラの寝顔に手を出しおって。やはりお前も俺だな」
が「い、意味が解らん…(ドキドキ)」
我「サクラの寝顔に興味を示した時点でお前も俺と同じ道を辿るわけだ、おめでとう」
が「…人生で一番うれしくない祝辞だ…」
サ「うーん…」

我「安心しろ。これから嫌というほど祝辞を受けることになる」
が「…どういう意味だ」
我「それは成長してからの楽しみにとっておけ。生きるのは苦しいが、同時に酷く尊く愛しいものだと学べる日が来る」
が「…今の俺には無理だ」
我「今は生きろ。己の命を無駄にせず、全うしろ」
が「…少しは真面目なところもあるようだな」
我「俺はいつだって真面目だ」

が「この女に対してもか?」
我「当然だ。不誠実なことをしてみろ。お前の想像している百倍は恐ろしい未来が待っているぞ」
が「…尻に敷かれているのか?」
我「いや。持ちつ持たれつだが…まぁ尻の触り心地はいいな。胸もなかなかだが」
が「…聞いて損した…(ガックリ)」
我「育てる喜びを知らんうちはそういうものだ」
が「そういう意味じゃないエロ親父」
我「お前を息子にした覚えはない」
が「その意味じゃない!」

サ「うるさいわねぇ…何なのよぉ…」
我「男塾」
が「…疲れた…」
サ「…?いいから寝なさい、ほら我愛羅くんおいで」
我「よしきた」
サ「そっちはハウス」
我「…犬じゃない」
サ「ちっさい方よ、ほらおいで」
が「どうせ寝れん」

サ「んー、じゃあぎゅってしてあげる」
が・我「!!!!」
サ「ほらおいでー」
我「却下!」
サ「阻止」
我「浮気か…浮気か…!!」
サ「何わけわかんないこと言ってんのよ」
が「…お前ら喧嘩ならよそでやれ」
サ「はいはい、いいからこっちくる」

が「っ!(腕グイーッ)」
サ「はい、おいでー、ぎゅー…」
が「!!!(胸の谷間にラッキースケベ)」
我「!!!!!!!!!!」
サ「んー…いいこいいこ…」
が「(心臓バクバク)」
我「浮気か…浮気なのか…昔の自分と浮気とかどう対処すればいいかわからんぞ…(撃沈)」
が「…(思ってたよりは大きいな)(助平の片鱗)」

我「…サクラ…」
サ「んー…」
が「?」
我「サクラ、さくら…(半べそ)」
が「!?」
サ「もー…あなたってば…ほんと、しょーがないひとねぇ」
我「…うるさい(ぐすん)」
が「???(意味が解らん。何故そこまでへこむんだ…?)」

サ「ほら、あなたもぎゅってしてあげる」
我「…サクラが遠い」
サ「明日またいっぱいぎゅってしげあげるわよ」
我「…約束だぞ」
サ「ふふ、はいはい」
が「…(どっちが子供か分からんな)」
我「…今日は貴様にその位置を譲ってやる」
が「…そうか…ではお言葉に甘えよう(谷間にダーイブ)」
我「!!!!!!」

サ「あはは、やだ我愛羅くんくすぐったーい」
が「(柔らかい…いい匂いがする…)」
我「…この怒りをどこに向ければいいのか…俺の憎しみが限界突破」
が「おふぉなげふぁいふぁ(谷間でモゴモゴ)」
サ「あはははやだーもうしゃべんないで」
我「許すまじ…(心の血涙)」

が「…(将来の俺が惚れた理由が少しばかり分かる気がする…)」
サ「んふふ…」
我「覚えてろこのクソガキめ…お前の朝ごはんに目玉焼きはつけてやらん…」
が「仕返しがしょっぱいな」
我「…塩派だったか?」
が「…作らないんじゃなかったのか…」
我「…白身だけは焼いてやる」
が「…くくっ」

我「(しょうもないことで笑うことはできるようだな)」
が「貴様のような大人にならないよういい標になりそうだ」
我「…生意気言うな、このクソガキめ」
が「おい、やめろくっつくな鬱陶しい」
我「誰がお前になどくっつくか。俺が触りたいのはサクラだ」

が「では反対に回ればいいだろう…!」
我「それだとサクラの寝顔が見れんだろうが。バカか」
が「バカは貴様だ!寝顔など腐るほど見てるだろうが!」
我「バカはお前だ!寝顔が毎日同じだと思うなよ?!」
が「ストーカーか!」
我「残念だな、夫だ!」
サ「うっさい!!寝ろ!!」

とかやってる大小我愛羅くんサンドwithサクラちゃんとかめっちゃ可愛いと思います。
翌朝大きい我愛羅くんは予告通り白身だけ焼きました。(笑)
身体は大人脳みそ子供な大人げない我愛羅くんですが、それがあえてのコミュニケーションだったりしても可愛いかな。



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