小説
- ナノ -


ハロウィンってさ


ナ「なぁーなぁー。とりっくおあとりーとって長くね?もっと言いやすくなんねえのかってばよ」
サ「しょうがねえだろ。元は向こうの祭りだ」
キ「でもまー確かに聞きなれねえってのはあるよな」
ナ「もうちっと親しみやすいのがいいってばよ」
シ「略語にするのはどうだろうか」
ナ「りゃくごー?」
サ「意味通じなくなるだろうが」
キ「でも言いやすくはなるかもな」
我「ようは『空気読めない→KY』みたいなやつか」
シ「そうだ」
ナ「とりっくおあとりーとだろ?」
キ「とりおあとり?」
サ「それじゃ『チキンにしますか?それともチキンですか?』じゃねえか」
我「選択肢チキンオンリーだな」
キ「だんだけ鳥好きなんだよ。(笑)でも俺犬派w」
シ「この流れでいくと犬を食べるという解釈になるぞ、キバ」
キ「は?!食わねえぞ?!食わねえからな!」
ナ「分かってるってばようるせーなぁ」
サ「てめーが言うなよ」
我「とりあえず今のはナシだな」
ナ「他はー…そうだなぁ。とりおーとり」
サ「ロミジュリみてぇだな。『おぉ鳥よ、あなたは何故鳥なの』に聞こえる」
キ「やめろサスケ、俺の腹筋がつるwwww」
シ「もしくは『鳥!おぉ、鳥よ!』とどこか壮大になるな」
キ「どこに向かってんだよwwww」
我「ライオンキングみたいだな」
サ「でも聞きようによっちゃただのバカだぜ。初めて鳥を見た時の感想みたいになってんじゃねえか」
我「そうなると目の見えなかった者が手術か何かでものが見えるようになった時に言いそうだな」
キ「どんどん壮大になっていってんじゃねえか」
シ「最終的には感動ストーリーだな」
ナ「じゃあこれも没な。つーか、サスケお前さっきから文句ばっかじゃねえか。なんかねえのかよ」
サ「何かって何だよ」
ナ「揚げ足とるんじゃねえってばよ!」
サ「ほう、揚げ足の意味を知ってるのか?」
ナ「どんだけバカにしてんだよ?!そのぐらい知ってらぁ!」
我「…とっとり?」

_人人人_
> 鳥取 <
 ̄^Y^Y^ ̄

キ「ちょ、やべえwwww」
サ「地名になってんじゃねえかwwww」
ナ「超ひでえwwwwますます意味通じなくなってんじゃねえかwww」
シ「斬新だな(笑)」
我「究極の略し方だと思ったんだが」
サ「どこがだよw」
ナ「これ普通に言ったとしたら全然意味通じねえよw」
キ「よぉナルト!とっとり!!だろ?wwww」
サ「どこ行くんですかゲームみたいだなwww」
シ「先に行先告げてるけどな(笑)」
我「それか群馬?」

_人人人_
>群馬 <
 ̄^Y^Y^ ̄

ナ「お前どこ行く気なんだってばwww」
サ「完全に旅行じゃねえかw」
キ「行って来いよwもう止めねえから行ってこいよwwww」
シ「全部秘境の地みたいな場所だけどな(笑)」
我「お菓子を求めて三千里?」
キ「お前wwww」
サ「世界的有名な話をなんだとwww」
シ「一気に庶民くさくなったなw」
ナ「やべえwww」

***

サク「なんか盛り上がってるわね」
い「どーせくだらない話でしょ?」
テン「言えてる。でも珍しいわよね、我愛羅やシノも混ざってるなんて」
サク「あ、本当だ」
い「サスケくんもいるわ」
サク「あんな笑ってるサスケくん初めて見たかも」
テン「珍しいわよね」
い「そんなに面白い話なのかしら」
サク「聞いてみる?」
い「でも教えてくれるかしら?」
テン「立ち聞きしてみる?」

***

ナ「ひでえwwwwもう完全に中二病だってばよwww」
サ「見せてやろう!これが俺の隠された力だ!!」
キ「やめろサスケ乗ってくんなwwww」
我「腹より頬が痛いw」
シ「酸素くれw」
サ「酸素うめえ」
ナ「食うなwww」
キ「シノに渡してやれよwww」
我「酸素独り占めなう」
ナ「我愛羅も乗ってきたw」
シ「おぉ…酸素ぉ…酸素はどこだぁ…」
キ「おいお前ら、シノに酸素がいかねえからゾンビになってんぞw」
我「今のフレーズとりおーとりみたいだな」
全「wwww」
シ「まさかのw」
サ「一周回ってきたw」
ナ「帰ってきたってばよwww」
我「おかえり!」
キ「wwwwただいまwwwみんなただいまwww」
サ「これは酷いwww」
ナ「もーなんかわけわかんねえってばよw」
キ「笑いすぎてつらいw」
シ「思い出し笑いしそうでこわいw」
我「しーんぱいなーいーさー」
サ「我愛羅がwww」
ナ「スイッチ入ったwwww」
キ「我愛羅スイッチwww」
我「パイルダアアアオオオオオン!!!」
サ「wwwwwww」
ナ「ひでえええええwwwww」
キ「つるつる!!腹筋が!!俺の腹筋が限界値を超えている!!www」
我「楽しかった」
サ「wwwwwよかったなwwww」
ナ「よかったなwwww」
キ「やりきった顔してんじゃねえよwwww笑いをありがとうwww」
シ「最近で一番笑ったw」
我「正直腹も頬も痛い」
全「確かに」
キ「てか結局何の話してたんだっけwもう思い出せねえやw」
ナ「なーw」
我「そろそろ次の授業だな」
サ「移動教室か」
シ「そろそろ出なければ間に合わんな」
ナ「んじゃ用意して行くってばよ」
キ「そうだなー」


***

サク「…結局みんなの頭のネジが飛んでたことしかわからなかったわ」
い「男子って生きてて楽しそうよね」
テン「悩み少なそうよね」
サク「後で何話してたか聞いてみようか」
い「やめときなって。どうせさっきみたいに皆笑い出して収集つかなくなるわよ」
サク「それもそうね」



一番初めに書いたバカ男子ですね。
ここからすべてが始まった感じです。(笑)



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