ちびーずがんばる | ナノ
終わり方にしっくりこないだと?
なによ!文句あるのかい!
だって記憶がそこまでしかないんだもん!どう終われと言うのよ!
え?タイミングよく気絶するなって?
余計なお世話!ならあんたもビル五階建てから二階まで飛び降りてごらんよ!気絶もんなんだから!
あの後?
うん、わたしは保健室で目が覚めたよ。
枕元に、メロンパンとバナ次郎のがま口財布が置いてあったの。
邑季先生が言ってた。あの学ランが置いてったって。実は意外といい奴なのかもなって思った。
で、最低なのは木戸先生、ね!!
体育館の屋根にメロンパンと財布を乗せた張本人!!
なんとね、ベンチにあったバナ次郎財布を一目見て、こういったらしいよ。
『うわーぶっさいく。こりゃモテねーなぁ可哀想に』
ね!!最低でしょ!?
『なんか視界に入れたくねーわ。ぽいっ』
って体育館の屋根に投げたわけさ!本っ当最低!!
バッカじゃないの!?
メロンパンは李くんのにゃんこがくわえてったって話だし。しらたまだったかな。
まぁそっちは可愛いから許すけど木戸先は許せない。
一生軽蔑します!
え?成宮?
何で成宮?あぁ軽蔑するって言ったから?(笑)
あいつは助けにきたからいいよ、許そうじゃないの。ま、口先だけだったけど!だってなーちゃんと一緒にマット運んだだけじゃん。
だから軽蔑は特別解除にしてあげる、仕方ないからね!
とにかく昼休みがこんなに大変になるとは思いもしなかったよ。
わたし的に二度と勘弁。おとなしく教室で食べようっと。
じゃあもうそろそろ保健室から出ていくのでおしまい!
ばいばい!
高2の冬に思いついた話。栞が暴走して当初のプロット通りに進まなかった…!!おかげでまぁちゃんが登場せず、生徒会が登場してしまった始末。どたばた騒動、楽しんでいただけたら幸いです