「ホラ、わかるか土方ー。お前のせいで先生の先生はなにもしてないのにビンビンでーす」 「ぁ、う」 はくはくと口を開閉するだけの土方がかわいくて調子に乗って緩く腰を振ってみたら赤かった全身が更に濃い朱に染まる。 「なんなら触ってみる?今マジでギリギリだから土方が触ったらそれだけでイっちゃうかもだけど」 他の野郎に触られるなんて寒気がするだけだけど、土方なら大歓迎。耳元で笑いキスを送れば首が取れるんじゃないかというくらい激しく首が横に振られてちょっとがっかり。 「あー、だから、見ての通り俺は今どっからどうみても男の子な土方に普通に欲情してっし、普通に惚れた奴が目の前にいて何もしないでいられるほど枯れちゃいねーし、まぁ未成年に手をだして明るい未来を潰しちゃうことに少しは罪悪感を感じないこともない、が。…ようは、俺だって無垢な土方くんに手取り足取り腰取りナニ取りイロイロ教えこんで自分好みに育てて俺なしじゃ生きてけない体にしちゃいたいくらいお前が好きってことだよわかったか」 なんかもう言ってることがむず痒くてガシガシと頭をかく。なかなかに重く変態臭い告白だよなーと自分でも思うが、これくらい言わないとこのバカはまた変な方向へぶっ飛びかねない。 「せ、んせ」 きゅうっとシャツを握りこんだ手が微かに震える。ナニを想像しちゃったのかうっすら潤んだ瞳。ああホラ、やっぱ喜んだ。 「土方、」 たぶんこの子はまだ自信がないんだ。やっぱり不安が尽きなくて、だから俺に好かれてるって実感したいんだ。 「あいしてる」 でも言葉にするのは柄じゃないから、先生がもっと簡単な他の方法でいやというほどわからせてあげよう。 「俺を本気にさせたってこと、体に直接教えてやるよ」 大丈夫大丈夫。今度は途中で止まってあげたりなんかしないから。 蛇足的な |