のんほもぜっさんえむえすふうみ | ナノ



好奇心は猫をも殺す

9つ命があるっていう猫でも好奇心が過ぎると呆気なく命を落とす。過剰な好奇心は身を滅ぼすぞってことらしいが昔の人はよく言ったもんだ。

まぁ、

「くそ、これ解けよぉ…っ」
「やなこった。…ここが、てめぇが知りたかった俺の弱点だ。目ェかっ開いてよぉく見てな。」

どちらかというと慎重派であり堪と嗅覚を頼りにそこそこ上手いこと世の中渡ってきた身としてはまさか自分がそんなヘマをするなんて思ってなくて。

「や、ぁッ」
「…はぁ、っいつもの生意気なツラぁどうした。なぁ、坂田?」

だからこんな言葉が身に染みる日が来るなんて、思ってもみなかったんだ。


***


「坂田。なんだその制服は。あと鞄も指定じゃねぇだろ。」
「げ。土方」

思い返せばその日は朝からツイていなかった。朝から目覚まし時計が止まっていて寝坊しかけるし天パはいつもより爆発しててなかなか決まらないし慌てて飛び出したもんだから中身殆ど入ってない方の鞄を玄関に置き忘れるし、挙句の果てに天敵ともいえる生徒指導の数学教師、土方十四郎が校門で抜き打ちの服装検査をしていたのだ。

「げ、じゃねぇ。オラ反省文。昼休みまでだからな。」
「チッ」
「返事は。」
「…へーい」
ゴッ
「返事は、はいだ。」
「…はぁい」

ニヤニヤ笑う3バカは俺が捕まってる間に上手く検査をすり抜けて、何故だか奴ら(眼帯柄シャツ、長髪、グラサン)より比較的軽い違反(せいぜい中にパーカー着てたとか学ラン閉めてなかったとか学生鞄忘れてリュックだけだったとかだ)の俺だけが反省文を書く羽目になってしまった。反省文、という名の校則の書き取りを作文用紙に3枚分。これが地味に面倒臭い上にこれを書いてる間3バカがゲラゲラ指さして笑ってくるもんだからストレスは溜まりまくり。昼休みに反省文(休み時間はバカどもにからかわれるからいつも寝てる授業に内職して済ませた)を出しに行けばヤクザみたいな学年主任に捕まり長話に付き合わされ、出遅れた購買部でまばらに残った売れ残りの中最後のメロンパンを目の前でかっ攫われた所でついにキレた。

「どれもこれも土方のせいだ弱み握ってぎゃふんと言わせてやる…!!」
「逆恨みもいいとこだな。」
「八つ当たりとは見苦しいぞ銀時。」
「あがん完璧超人の弱点とは、金時もヤキが回ったようじゃのーアハハハ〜」
「うるっせーな3バカ!つーかお前ら何人のこと囮にしてくれてんだ!あいつも俺よりコイツら捕まえりゃいいのによぉ…ッ」
「うるせーな、ギャンギャン吠えんな。つーかお前以外の奴は今日の服装検査知ってたぞ。」
「へっ、」
「正確には覚えていた、だな。先月の頭のホームルームで土方直々に予告があったぞ。」
「は?だってお前ら」
「わしらは別に反省文でもよかったんじゃがの、金時はすっかり忘れとったみたいじゃったき、ちぃとばかし先を歩いて貰ったんじゃ〜いやー助かったぜよ〜」

じゃあ何か。俺はまんまと利用されたって訳か。予告してたとか全然覚えてない。寝てたか。自業自得だということからは綺麗に目を背けて、とりあえずアハハハ〜と呑気に笑う黒もじゃの頭を容赦なく張り飛ばしといた。


そんなこんなで始まった土方への復讐は、難航を極めた。

弱みや弱点を探ろうと周りをちょろちょろ嗅ぎまわり情報収集をしようとするも収穫はなく。集まる内容は奴が坂本のいうところの完璧超人であることを示していた。

人伝じゃだめだ。そう決意したのは調査開始から1週間後で。俺はこの目で探ることにしたのだ。

土方十四郎はそのルックスで女子生徒から絶大な人気を誇る数学教師だ。しかし本人は人気など何処吹く風でそれがまたクールだと騒がれている。行われる授業は分かりやすいと評判で更にわからないところを質問しに来た生徒には嫌な顔1つ見せずさらりと噛み砕いた解説してやり、生徒の相談事にも不器用ながら親身になってくれる上に、剣道部の副顧問として自ら竹刀を振るい指導をする傍ら生徒指導も担当している。本当にどこの完璧超人かと。辛うじて弱味と言えそうなものと言えば重度のニコチン中毒であり過度のマヨラーであるのだがそれは校内に知れ渡ってるから今更弱点なんて呼べるものではない。

もちろん生徒からの告白もあとを絶たずしかし彼の誠意をもってお断りするもんだから株は寧ろ上がるばかり。俺の憧れである放送部のマドンナ結野先輩が頬染めながら土方と話をしてるのを目の当たりにした瞬間思わず膝から崩れ落ちた。

もういい。完璧超人に弱点がないのなら作ってしまえばいい。

その頃にはもう、この腹の底でふつふつと煮えたぎる真っ黒なドロドロした感情がなんなのかさえ分からなかった。

「ひーじかーたセーンセー」
「あ?…坂田か。どうした、こんな時間まで残ってるなんて」
「センセーに話あって。今、ちょっといい?」
「ああ、なんだ?」

狙っていた機会は直ぐに訪れた。夕暮れに染まる数学科準備室。書類の手を止めてこちらに向き直る土方。なけなしの良心がチクリと痛んだのには気付かぬ振りで、無言でスマホを掲げた。画面を見た土方は目を見開く。

「な、それッ、」

夕陽の差し込む教室で、スーツの男が女子生徒を抱きしめている写メ。少し距離がある上胸元に顔を埋めているので女子生徒の詳細はわからないが男の方は抱き締めている腕から顔までバッチリだ。

「駄目だろー土方センセ。職場で教え子に手ぇ出しちゃあさぁ」

にやにやと笑みを浮かべれば土方は苦虫を噛み潰したように整った顔を歪めた。

「…誤解だ。相談に乗ってたらそいつが泣き出したもんだから…つーか盗撮とか趣味悪ィぞお前」
「詳細とかどうでもいいんだよ。客観的に見たらどうみたってアンタが女子生徒に手ぇ出してるように見えるだろ。生徒同士のLINEとか掲示板とかに載っけたら面白いことになるかもなぁ。他の先公とかにバレたりしたら、先生ってば困るんじゃね?」
「…最初っから強請る気かよ。」
「さぁ?俺は偶々通りかかったら決定的なシーンだったから思わず写メっただけだし?」

もし女子生徒がアンタに脅されてたら可哀想じゃんなんてしゃあしゃあと答えれば土方は酷い頭痛を堪えるみたいに米神を押え深い溜め息を吐いた。

「そんな話、誰が信じるってんだ。」
「まぁ確かに?落ちこぼれの言うことなんて誰も聞きゃしねぇかもだけど、噂なんて雪だるまみてぇにすぐに膨れ上がるだろ。」
「いや、そうじゃなくて。」
「あ?」
「とりあえず体育の近藤先生や学年主任のとっつぁん辺りは俺がそんなマネしねぇって知ってるからな」
「ハッ、信頼でどうこう出来ることかよ」
「いや、だからそうじゃなくてな…」

土方はガシガシ頭を掻いて、それからちょっと俯いてから真っ直ぐこちらを見て、爆弾を落とした。

「昔馴染みの先生方は、俺がゲイだってこと知ってるから。だから俺が女子生徒を手篭にしたなんて与太話、はなから信じねぇと思うぞ。」

だからそんな写メに価値はない。もし女子生徒が噂で傷付いたらどうする。消しなさいと迫る土方の言葉が頭を素通りしていく。え、こいつ、今、なんて。ゲイ?誰が?は、…はぁあ?!気が付いたら伸ばされた手を思い切り払っていた。

「は、はぁ?!何言い出すかと思えばそんなでまかせで俺が騙されるとでも?」

馬鹿にするのもいい加減にしろと怒鳴るが土方は揺らがない。まるでそれが真実だというように真っ直ぐにこちらを見つめる。

「信じるかはお前の自由だが、とりあえずそいつは消してくれ。お前だってその生徒に被害が及ぶのは本意じゃないんだろ?」
「…つーかガチでホモならそっちのが俺にバレたらやべーんじゃねぇの?」
「まぁな。…だが、入院しがちでダブった上にクラスに馴染めず悩んでて普段近寄りもしねぇ教師に泣きついてくるぐらい切羽詰ってる奴に余計な心労負わせられる訳ねぇだろ。」
「……」

あまりにも巧妙に特徴が写っていない写真に女生徒を槍玉にあげたいわけではないと見破られてしまったらしい。まぁそこは予測出来てたが。そこまで見破った上で尚、今までどう探っても見つけられなかった自分の弱みを晒してまで女生徒を庇うのか。

ふぅん。

「頼む。」
「…わぁったよ。元々この子に恨みはねぇしな」
「!そうか、」
「元々言い掛かりみてぇなもんだったし、先生の言ったことがホントなら、この写メに価値なんてないんだろうし。だが、タダでって訳にはいかねぇな。」
「…何すりゃ、いいんだ。」
「俺のオナホになってよ。卒業まででいいからさ。ホモならチンコくわえ込むのだって慣れてんだろ?」
「………あ?」
「なに?やっぱりそれともホモだってのも嘘?生徒のために捨て身で嘘ついたわけ?」
「いや…ちょっと意外だっただけだ。…お前男相手でもいけんのか。」
「はぁ?!んなわけねぇだろ。俺はただアンタそのすかしたツラ歪ませてェだけだっての」
「…わかった。」
「は、」
「わかったって言ってんだ。だからさっさと消せ」
「………んなに、そいつが大事かよ」
「あ?なんだって?」
「なんでも?つーか、消す前に一回しゃくってよ。口ではなんとでも言えるだろ」
「逃げやしねえっての」

そんなこんなでムカつく先公にちょっと痛い目見せるつもりのはずが、気が付けば何故かイケメン完璧超人の皮かぶったオナホが手に入っていた。何を言ってるのかわからないと思うが俺にもちょっとよく分かんない。

「…一回、だけだからな。終わったらちゃんと消せよ」

気まずそうに顔を背けた土方が、俺の股間の正面にしゃがみこみ、ベルトに手をかけた瞬間はたと我に返った。

どうしてこうなった。

俺は、なにを。

一拍置いてから上ってたはずの血が頭からザッと引いていく。

カッとなってたからといってそれはねぇだろ俺。

男だぞ男。

つーかこの人なんでそんな手馴れてんだよすんなり咥えてんじゃねぇよ。

エロイ顔してんじゃねぇよ。

コイツ、俺相手に股開けんのかよ。弱み握られりゃ誰にでも簡単にヤらせんのかよ。

…つうか、なんでこんなムカついてんだ俺。

「オイこら、集中しろ。」
「ぅあ、っんだ、これっ…ちんこ、とける…ッ、」

苛立った様な口振りにハッとする。ぼんやりしている間に土方は俺のちんこを咥え込んでいた。認識した瞬間に考える余裕は掻き消えた。なにこれえろい。その一言に尽きた。まぁお年頃なので気持ちいことには興味は、ある。そこに拍子抜けするほど簡単に手元に転がり込んできた、いつもスカした顔の鉄面皮をぐちゃぐちゃに歪ませる権利。この人を屈服させるのは、ちょっと、いや、すごく楽しそうだ。なら、飽きるまでこの玩具で楽しく遊ばせてもらうのもいいかもしれない。チャックに手をかけられてドン引きした筈の俺は、今までのオナニーはなんだったのかってくらい気持ちよくイく頃にはそんなことすっかり忘れて、まず軽い気持ちでどうやって遊ぼうか、考えた。

「げほ、ッそ、お前、口に出すとか」
「…ヘタクソ。上の口全然良くないんだけど。今度は、下の口でご奉仕してよ。」

だがそう上手くことは運ばなかった。

いや、ハメるとこまでは上手くいっていたはずなのだ。嫌がる土方を写真で脅し、粘るので嫌ならこのままぶち込むと告げれば青ざめた土方が観念して後ろに指を這わせた。暇だったのでもっかい咥えさせ、頭を掴み好きに腰を振れば、えづきながらも涙目でケツ解す土方がなんだかすごくエロかったのだ。からかいながら自分の指も突っ込んでぐちゃぐちゃにかき回してみれば中はびっくりするほど熱くて、ひくひく蠢く穴に我慢が出来ず財布に隠していたゴム付けてぶち込み滅茶苦茶に腰を振ってみたら、歯を食いしばり身悶える土方がものすごくエロかったのだ。え、ナニコレえろい。うわ、うわー、生徒の俺に、逆らえなかったからとはいえこんな超絶えろい顔見られてるなんて、これ本人が見たらどんな顔するのかな。それは、ちょっとした好奇心だった。

「はは、エロっ」
「ぅ、あっ、うっせッ」
「セン、セッはぁ、視線、こっち」
「あ…?ッ!てめぇ…ぅあっ!」

パシャパシャと場違いな音が響く。そう。密かに取り出したスマホで俺のちんこを加え込む土方を写メってしまったのだ。

「なに、せんせ、撮られるの好き?…すっげぇ、しまる…ッ」
「や…めろ、この、バカっ」
「はは、今のかわい…ムービー撮るからもっかい…」
「ちょ…うしのんな、こんの、エロガキっ…!!」
「うぉあ!?」


ぐちゃぐちゃとかき混ぜられる音とエロい顔とあられもない姿を目尻の涙から俺の棒が突き立てられた結合部までしっかり切り取られてる土方に悦に入ってやたらめったら腰を降っていたら構えたスマホ画面越しに睨まれた。と思ったら画面がブレ、というか視界ごとブレた。ゴッと鈍い音がして目の前に星が飛ぶ。一瞬のうちに引き倒されてマンウントを奪われたらしい。は?コイツ、頭突きしやがっ、

「だぁれがハメ撮りなんざ許したか…てめぇ、元々これが目的だったのか。」

答えによっちゃてめぇのナニとその携帯叩き折るぞとドスを効かせ、ゴキリと手の関節を鳴らされてぶわっと冷や汗が吹き出る。ヤバイ、この目は本気でやりかねない目だ。

「んなわけねぇだろ、…先生がうっかりエロいからいけねーんだっつの。つーかオナホが口答えしてんじゃ、」
「ガキが偉そうに指図してんじゃねぇよ。」
「は、あ?そのガキに喘がされてたのは誰だよ」
「あ?…もしかしてお前アレでテクあるつもりだったのか?」

痴態をからかうつもりが何故か冷たい声にバッサリ一刀両断された。だって、喘いでたじゃんと言おうとして、もしかして呻いてたのかと言えず、かァ、と頬が熱くなる。

「…がっつき方が童貞丸出しなんだよ。勢いだけでテクなしとか。慣れてそうな顔して意外と奥手なんだな?」

図星を突かれ更にハッ、と嘲るように笑われカッと頭に血が上る。

「てめぇ、立場わかってんのか、」
「あ?てめぇのその、サルみてぇな性欲絞り尽くせばいいんだろ?」

なら、勢いだけのてめぇのやり方よりこっちの方が効率的だろ。

そう言って見たこともないようないやらしい顔で笑った土方は、そこからそれはもう凄まじかった。

土方は、イケメンで頭脳明晰な、完璧超人の名を欲しいままにしている一切隙の無い土方が、銀時の若く激しい情欲を余さず咥え込み、絞り上げ、そこそこ体力のある銀時がもう何も出ないと啜り泣くまで腰を振りたくったのだ。

未知の快感に流され訳もわからず土方にされるがまま真っ白に燃え尽きた銀時は目の前にスマホが差し出され我に返った。

「約束だ、消せ。」
「…先生って生徒守るために、こんなことまですんの。」
「あ?」
「俺も、学校の奴らだって絶対、先生があんなエロいってこと、全然知らないのに。そんなに生徒が大事?」
「…」
「それともやっぱ、あの子だから?ミツバ先輩、沖田とその姉ちゃん、先生と幼馴染みなんだって?」

優越感感からか少し鎮まっていた腹のそこがざわめく。なんでこんなに苛立つのだろう。ダメだ、衝撃が強すぎた。頭が回らない。何もわからない。

「坂田?」
「…んでもねぇよ。ハイハイ消しゃあいんだろ。でもフェラ顔は消さねぇかんな。」
「…悪用しねぇなら、」
「それはアンタの働き次第だな。」
「ハ、あの程度でひぃひぃ言ってた奴が偉そうに」
「…っせぇな、次は俺がアンタを泣かすんだよ。」
「はは、まぁ頑張れや」
「くっそはら立つ」

その後件の写メは土方の見てる前で削除してやった。さらば張り込みの末偶然捉えたスクープ、手元に残ったのはもっとヤバイ画像と告げられた事実。とりあえずハメ撮り写真は本体に鍵かけて保存した。

そんなこんなで期間限定ではあるが土方を好き勝手できる権利を手に入れた。経験の差から今は押され気味ではあるがすぐにでもあのムカつく面をぐちゃぐちゃにして、無様にアンアン言わしてやる。そう決意し坂田は拳を握ったのであった。


***


その目論見がいよいよ外れたのだと実感したのは準備室でのマンツーマン補習中に、勉強に飽きていやらしく土方の手の甲を撫であげた時だった。

「……なんのつもりだ。やめろ」
「暫く勉強ばっかで溜まってんだよね。いいだろ?」
「今は補習時間だから、待て。」
「っせーな。てめぇは大人しく俺のオナホしてりゃあいんだよ」
「放せ。今ならまだ大目に見てやる」
「は?誰にそんな偉そうなこと言ってんの?アンタ俺に脅されてるってこと忘れてない?」

逆らうってんなら学校中の掲示板に張り出してもいいし、なんなら今すぐラインで回してやろうか?なんてにやにやと笑ってみせれば土方はぐっと拳を握り俯いて大胆になるセクハラに耐え、チャイムが鳴り響くと同時にソファに銀時を叩きつけた。

「ってぇーな、ナニすんだ土方ァッ」
「抜いてやりゃいんだろ、大人しく黙ってろ。」
「いきなりヤル気になったわけ?物分りがよくて助かるわー。」
「ああ、だからてめぇは、手ぇ出すなよ」
「あーはいはい。まぁとりあえず舐めてよ」

と、屈辱に顔を顰めた土方が足の間に座り込み、銀時の息子を取り出し舐めしゃぶり出す、そこまではよかった。
問題はそこからだった。

「ん、んぁ、はっ、アッ」
「まだ。」
「てめ、土方っ、うぁ…ッ」
「我慢できねぇガキには、躾が必要だろ」
「あっ、…てめぇ、なんの真似ッ」
「てめぇが発情して使い物にならなくなった授業時間分我慢な」
「はぁ!?」
「イカせてください、土方先生ってお願いすればイカせてやるが?」
「だれがっ、」

息子を人質にされて動けるはずもなく、歯を食いしばって耐えてるとちっと舌打ちした土方がポケットから何が取りだし、

「いっ!?」
「どこまで耐えられるか、まぁ精々頑張るこったな」
「な、あっうぁ!?」

なんか紐の様な物でちんこを縛り上げた土方がいつの間に解したのかわからないケツでいけなくなったブツを加え込んだ。

「ふざけ、な、くそ、いけねぇ…ッ」
「は、授業中に発情して我慢できず襲ってごめんなさいって謝って、イカせてくださいって頼めば、イカせてやるよ」
「っ、誰がッ」

限界は割と早く訪れた。別に俺が早漏だったわけじゃなく先生がエロすぎるのが悪い

「や、あっひじかたっ、も、イカせろ、出させっ 」
「ハッ、言い方が、なってねぇ…ッ」
「んァっ!?ぅあ、くそ…ッ」
「先生、だろ…あと敬語っ」
「ぐっ、ぅ、も、だしたいッイかせて、イきたいぃぃ」
「それならなんて言えばいいか、教えただろ?」
「あっ、も、ヤ、イキたい、イキたいぃ」
「不正解だ、」
「んぁあっ、ごめ、ごめんらさいっごめんらさいいいッも、いかせてくらさ、ぁあっ」


「そうだ。ちゃんと謝れんじゃねぇか。は、よくできたなぁ、坂田。次だ。イかせて欲しけりゃっ、なんて言えばいいか。物分りのいいお前なら、わかるだろ?」
「あ、あっ、授業中に、ひじかた、ぁっせんせい!せんせいに、むらむらして、ひっく、まだ、じか、時間、来てないのにおそったりして、すみませんでしたっ」
「堪えしょうのねぇがきにゃあ、もっとお仕置きが必要だよなぁ?」
「やっ、やだぁぁぁ…もうしない、もうしねぇからっ、も、ひっく、イキたいっ、イカしてっ、」
「普段からっ、偉そうな口聞いてるくせに、これっぽっちで根を上げるなんて、…は、情けねぇな」
「あっあっあっ、も、やっ、あっは、はしたない早漏ちんぽ、イカせて、きもち、のがまんできな、精子だした、ああああ」
「…ッ坂田。解いて欲しけりゃ、こっちちゃんと見て、もっと必死におねだりしろ」
「っあ!する、するからぁ」
「ん」
「あっ、も、出したい、エッチなせんせいのケツマンコに、ッはしたないちんぽ汁ぶちまけたいからっ、外してッイカせてくらさいい」

と、まぁそんなこんなで男に逆レイプされて泣きながら懇願する様をムービーを撮られてしまい立場上イーブンになってしまったのだ。しかも執拗に言葉で詰られたせいで厄介な性癖に目覚めてしまったのだから救いようがない。

「…ん。この前のテスト、よく出来たな。」
「…アンタが、赤点とったらお仕置きだとかいうからだろ。」
「ふぅん?それだけか?」
「ッ!な…ない。それだけ。」
「…先生に嘘をつくなんて悪い子だなぁ?坂田。素直に御褒美に釣られましたって言えよ」
「ばっ、んなんじゃねぇよ!ナマ言ってんじゃねぇぞ、俺のオナホのくせにッ」
「バラされたくない秘密はお前だって握られてるだろ?それに、俺の秘密を知ってる人は他にもいる。弱味になんねーんだよ。そんだけじゃ」
「…じゃあなんで、土方は俺とこんなことしてんの」
「…いちいち相手を探さなくていいから都合がいい、お前は童貞丸出しでテクも何もないがまぁ体の相性もいい、俺がゲイだってことも口封じ出来るだけの弱みを握っている。更に俺は見つかるようなヘマはしない。ついでに、卒業までにどこまでお前を俺好みに育てられるか興味がわいた。」
「っ勝手なこと言ってんじゃ…!」
「詰られても、焦らされても気持ちいいもんなぁ?乳首苛められるのも好き、耳も弱い。俺の声好きだもんなぁお前。そんで恥ずかしいのも気持ちいいとか、素質あるよお前。ドS気取ってるお前が実はドM開花させて男に調教されてるって知ったら、ダチはどう思うだろうな?」
「…ッッッ」
「安心しろよ。オナホが欲しかったんだろ?ちゃんとそのサル並みの性欲満たしてやるしよ。嫌って言うくらい。なぁ…知ってるだろう、覚えてるだろう、思い知っているだろう?いつもすすり泣きながら言ってるもんなぁ。もうやだ、もう何も出ない、気持ちよすぎてツライ、許してって。まあ、何だかんだで覚えもいいし、俺のお気に入りがバカでも困る。テスト前は勉強だって世話してやるよ。喜べ。問題の解き方も腰の振り方もぜーんぶ先生が教えてやろう。」
「…っ、それって、俺だけ…?」
「あ?」
「先生、他にも生徒に手ぇだしてんじゃねぇの?手馴れすぎてんだろ、なんで…なんで俺の方がいいようにされてんだよ!」
「なにを言い出すかと思えば…」
「学校だけじゃねぇ!外で男漁ってたりしねぇだろうな、病気移されたりしたら笑えねぇし…それにオナホ他人と共有とか冗談じゃねぇぞ…ッ」
「それでも手放そうとはないんだな。」
「ッなんで俺が譲らなきゃなんねぇんだよ。」
「…いや、わかった。まぁ俺も浮気は許せねぇ主義だから。お前が俺を独り占めしたいってんなら、かわいいワガママくらい聞いてやらんこともねぇ。あと半年ちょっと、お前弄り倒すことに集中してやるよ」
「だっ、誰もそんなこと言ってねぇだろッ」
「…そんで、精々俺なしでいられなくなっちまえ。」
「は?なんか言った?つうか聞けよ!土方!俺は、」
「…土方、先生だろう?坂田。」
「ッ、」
「忘れたか?敬語使えって言ったろ。散々好き勝手言いやがって。御褒美は躾の後だな」
「っぁ…、センセ…」
「ちゃんと反省したら、テスト頑張ったのと素直に思ったこと言えた御褒美に、うんっとイイことしてやるよ。」
「…くそ、」
「坂田。」
「っ…今に見てろよ、絶対アンタをぐちゃぐちゃに泣かせてアンアン言わせてやる…ッ」
「は、楽しみにしてる。」

威圧感に緩く反応し出した下半身にカッと頬が熱くなった。毎度毎度若い性を空になるまで手練手管で搾り取る淫行教師に自分は大分毒されているらしい。やられっぱなしは悔しくて睨めば火がついたらしい土方がギラギラと舌なめずりして笑った。まぁ虚勢はすぐに崩れぐちゃぐちゃに泣かされアンアン喘がされたのはやはり俺の方だった。土方はノリノリで激しさ3割増しだった。燃え尽きた。




イケメンのオナホをゲットしたと思ったらオナホ好みのディルドになるべくドM調教されることになりました。何言ってるか分からないと思うけど俺にもわからない。

しかし経験の差が段違いなのは嫌というほど理解しているので今はぐっと耐えてせいぜい学び、状況をひっくり返すきっかけを探したいと思います。

飼い犬に手を噛まれる…いや、面白半分で飼って育ていた犬が実は狼だと気付き、丸呑みにされる瞬間、土方は一体どんな顔をするのか。今から楽しみだ。