「よし、これで良いかな」

そう独り言を呟いた途端家のインターホンが鳴る。反応してぱたぱた扉に向かい扉を開けた。

「いらっしゃい」

扉の向こうに現れた人物は案の定こちらを睨んでいた。




「この部屋寒いんだけど」

暖房が付いてなくて余計眉をよせる仙道はアミの部屋に入るなり文句を呟く。
炬燵を発見するといそいそと足を入れるとじんわりと冷えた足が暖まっていくと満足そうに息を吐く。

「これで満足かしら?」

「まあまあ」

アミは仙道を観て微笑むと机の角を挟んで座る。

「……お前なあ…」

「ん?」

溜め息を付いて普通は隣にくるもんだろ、と言ったらアミは顔を少し赤くして隣に座る。

「で、どこ分かんないの?」

「えっとね…」

アミの手元にあるテキストを指をさすとパラパラと開き始めた。

「ここ」

「へえ、」

「…というかごめんね」

「何が?」

「受験生なのに」

「別に、ここで自分のやれば問題ないし…お前が勉強教えろとか珍しいしね」

そう言って仙道も持ってきた勉強道具を取り出した。







二時間程経った頃炬燵からくる特有の眠気にアミは負けそうになっていた。
ペンをくるくる回し少し飽きてきた仙道はそれに気が付き声をかける。

「眠いのか?」

「べ、別に…」

「無理すんなよ」

「無理してないわよ、仙道ここも」

横からかけられた声にむっとしてテキストを指差した。すると仙道はアミ肩に手を乗っけて肩を組む形になる。
仙道はテキストを覗きこんで教えようとしたがアミの手元が固まるのを見ると仙道は軽く笑う。

「意識してんなよ」

「な!してないわよ!」

「嘘だね」

組んでいた手でアミの顎を持つと、自分に向かせ唇を合わせた。
みるみるうちにアミの顔が赤くなっていく。直ぐ離れた口元はただニヤリと孤をえがいていた。

「ほらな」

「せ、仙道の馬鹿…」

「はあ?」

眉がピクリ動いた、今の一言で怒らせたようで、今は昼間の時間帯。電話した時は今起きましたと言う状況で無理矢理頼んで来てもらったのだ。アミは俯いて仙道から目を逸らす。
仙道は舌打ちをしてもう一度顎を掴み引き寄せるとアミの唇に噛みつくように合わせた。

「んん…っ」

肩を掴んでその場に倒すと同時にアミの口に舌を滑り込ませるとぐるりと口内をかき混ぜる。

「ふ…ぁ」

アミが隙間から声を漏らせば、仙道は満足そうに音を立て唇を離す。
息を整えながら仙道を見れば、舌なめずりをして次は瞼に唇をおとし、首筋に顔を付けかじりついた。

「い…っ」

「そんな強くしてないよ」

首元でそう言う仙道に何時もの笑みはない。アミが肩に手をやり押しているのを無視してかじりついた後を舐め吸い付いた。
短く声が洩れるとアミは急いで口元を抑える。

「…抑えるんじゃないよ」

「せ、仙道?あ、あのね…怒らせたなら謝るから…ね?」

「遅い」

「うう…」

先ほどの噛みついた場所に舌を這わせながら仙道の手が腰に伸びてきて、服の下に手を入れようとした時アミの手が仙道の手を掴んだ。
アミを見れば首を左右に振って今にも泣きそうになっている。

「駄目…」

「何で」

「だ…だって」

今日の分終わってないし…と呟けば仙道は呆れ顔で息を吐いた。今の状況を全く考えてはいない言動にただ呆れるしかなかった。

「じゃあ終われば良いわけ?」

「…そう言う分けじゃ」

「…」

「お、終わったら、ね」

「言ったな?」

むすっと睨むとアミはびくりと肩を震わせ思わず肯定してしまった。
仙道はニヤリと笑って体を起こすと机に置いてあったペンを持ち、ノートに向かった。

「早く終わらせようぜ」

仙道は起き上がるアミに何時もの顔で笑いかけた。
アミはこれからの事を想像し、眠気なんてどこかに落としていた。













私が書く仙アミの仙道ってただのエロガキじゃないか…。

エロガキにしてみた続き。

まぁ今の中学生なんてこんなもんだよな…。違う?


2011/12/29

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