「里奈、コーヒー淹れたぞ」
「ありがとう」
パソコンと向き合っていた里奈は声がする方を向いてコーヒーが並々と注がれているマグカップを受け取った。
「美味いか?」
「普通ね」
「…」
「うそよ、美味しいわ」
「なら良いが…」
「私、コーヒー美味しく淹れてくれる人好きよ」
「…」
後日
(檜山…コーヒーの淹れ方を教えてくれ)
(別に良いが、頼めば俺がいつでも淹れてやるのにな)
(自分で淹れたいんだ。)
(そうか)
2011/12/01
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