![](http://img.mobilerz.net/sozai/99_w.gif)
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「工藤くん!!」
「工藤!!」
二人で阿笠邸に行くと、みんなが駆け寄って来た
「バカ!!心配したんだから」
「黒羽くんに振られたのがそんなにショックだったのかな?こやつは」
ぐりぐりと蘭と園子にいじられる
そんな風に普通に接してくれるのが嬉しい
そんな風にしていると平次が快斗のことを構いだした
それに、新一の独占欲が膨らむ
快斗に触っていいのは自分だけだと…
「よくやった、黒羽」
「流石ですね、黒羽くん」
志保と紅子は新一の様子を見て食事の準備に行ってしまった
新一が快斗の腕をグイッと引っ張る
「へ?」
チュッと頬に音がしてキスされたのだと気付いた
人前で滅多にいちゃつかない新一の最大限の主張だった
頬を真っ赤に染めて平次たちを威嚇する
まるでお気に入りを取られた子供みたいで可愛かった
「新一〜!!」
「快斗は俺のだ」
そんな自己主張に可愛いと和む
あの悲惨な暴力を奮ってた同一人物とは思えなかった――
「みんな、ごめん…」
ぽつりと新一が謝罪を示す。
それに笑ってみんなが答えた
気にしなくていい、と――
ここから始めよう
新しい日常を…
みんなでなら、やり直せるから――
Fin.
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