![](http://img.mobilerz.net/sozai/99_w.gif)
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顔色が悪い黒羽くんを強引に引き摺って屋上まで連れてきた
「何すんだよ、紅子」
「最後に寝たのはいつ?」
その問いに快斗が一瞬怯んだのがわかった
工藤くんは事件の要請で学校を出ている
今しかなかった…
「少し休みなさい。黒羽くん」
「でも…」
黒羽くんは工藤くんが人を傷付けることに罪悪感を持っている
自分のせいでと自身を責める
だから…
「今だけは休みなさい。工藤くんが戻って来たら起こしてあげるから」
「ごめ…、紅子…」
こんな時でも彼は謝る
総てが自分のせいだと背負い込む
そんなあなたの支えになってあげたい
それだけが、願い――
「何故気付かないの?光の魔神」
紅子の呟きが虚しく屋上に響いた…
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